2022年11月4日(金)

佐渡 亮太(4年・CTB/WTB)

「憧れた背中」

3戦を終えたジュニア選手権大会の感想を教えてください。

 青山学院大学戦と山梨学院大学戦では、トライ1本差で負けて勝ち切れず非常に悔しい思いをしました。しかし、日本体育大学戦では、2戦で感じた悔しさを糧にし常に試合をイメージして練習に取り組んだことで、勝ち切る事が出来て大変嬉しく思っています。負けた2戦では、BKのエリアマネジメントの反省が挙がっていたため、まずはキックで自陣から脱出し、敵陣でプレーをするという意識が強くなった事が良かったと思います。ジュニア選手権も残り1戦となりました。準備を怠らず、日本体育大学戦で出た新たな課題を克服し、勝利を収めて終わりたいと思っています。

期待している後輩を教えてください。

 全員と言いたいですがキリがないので、FWとBKで2人ずつ挙げさせてもらいます。1人は一葉(比嘉一葉・3年)です。一葉は入部してから怪我が続き、一緒にラグビーをした記憶がほとんどありません。復帰して、来年ファーストジャージを着ている姿を見に行きたいです。もう1人は日野(日野幹太・1年)です。彼は怪我から復帰直後の練習にもかかわらず、物怖じせずに低く刺さるタックルしており、刺激を受けました。ラグビーは1つのずば抜けた能力があれば試合に出るチャンスを得ることができると思うので、彼の強みであるタックルを更に強化して試合に出てほしいです。

 BKだと濱野(濱野浩征・3年)に期待しています。彼はかなり真面目ですが、それと同じくらい不器用な選手です。いつも最後までグラウンドに残って個人練習している姿を見てきたので、いつかその努力が報われると信じています。もう1人は空来(斉藤空来・1年)です。彼は大学に入ってからSOを任されるようになり、日々の自主練習の成果としてパスの技術やゲームマネジメントの能力がかなり向上したと思います。彼はプレー中も臨機応変に対応してくれるので1年生ながらも頼りがいがあります。自分には無い柔軟なプレーができる彼の今後にも期待しています。

同期について教えてください。

 一言でいうと「笑顔の絶えない学年」です。一人一人の個性が強すぎるのにも関わらず、仲が良く上手くまとまっているのが不思議です。4年生になってからは最高学年としての自覚が芽生え、練習内外のメリハリも出てきたと思います。特に川俣(川俣祐真・4年)と庄子(庄子真登・4年)とは去年からリハビリで切磋琢磨してきたので、最後は3人のバックスリーで試合に出たいです。あとは、小学校から一緒に同じスポーツをやってきた湯村(湯村怜・4年)とも対抗戦で一緒に試合に出れたら嬉しいです。

自分の強みと弱みを教えてください。

 強みは人の良いと思ったところを、素直に取り入れられるところです。オオタ(太田匠海・3年)はハイパントキャッチが上手いので、なぜ上手いのかを聞いたところ、高校の時に毎日練習していたと言っていました。それを聞いてから、自分自身も苦手であったハイパントキャッチの練習にも積極的に取り組むようになりました。このように、自分には無いものを持っている選手のプレーを真似して取り入れようとする素直さと貪欲さが自分の強みだと思います。

 弱みは緊張しすぎてしまうところです。昨年まで試合前は1人の時間を大切にしていましたが、緊張がほぐれず動きが固くなっていました。仲間とコミュニケーションを取るようにしてからは、試合前でも落ち着けるようになりました。あとは試合前のコンタクトアップの時に湯村に思い切りヒットしてもらうことで、不安と緊張を和らがせてもらっています。

BKリーダーとして意識していることはありますか。

 BKリーダーになってからはほとんどリハビリにいるので、正直リーダーらしいことはできていないと思っています。その中でも、自分は言葉で物事を伝えるのが得意な方ではないので、言葉ではなく行動で示すように心掛けています。また人前で話すことが苦手で、自分の言いたいことが上手く伝わっていないことがあるので、一人一人とコミュニケーションを取ることを大切にしています。

長いリハビリ期間を経験していますが、どのように過ごしましたか。

 自分のリハビリ期間は、菱川さん(菱川浩太・令和3年度卒)無しでは語れないくらいお世話になりました。自分は昨年の夏に膝を怪我をしたのですが、同時期に菱川さんも選手生命が絶たれてもおかしくないような大怪我をしました。そのような状況下でも、最後の最後まで自分が復帰する姿だけを見据えて、黙々とリハビリに取り組んでいました。自分よりはるかに過酷な状況に立たされているのにも関わらず、決して諦めることなくストイックに自分のできることを突き詰めていた菱川さんの姿を一番近くで見ていたので鼓舞されました。菱川さんが引退されてからも、頂いたアドバイスを糧に自分のラストイヤーで後悔が残らないよう自分にできる最大限の努力をしてリハビリ期間を過ごしました。具体的には、怪我した足を更に強化するために下半身のウエイトを以前より多く取り入れていました。首藤さん(首藤甲子郎S&Cコーチ)には足の回転を意識したメニューを教えていただき、怪我する前より足が速くなったように感じています。

残りのシーズンはどのように過ごしたいですか。

 ファーストジャージを着て対抗戦の舞台で戦うことは1年生の頃からの目標であるので必ず達成したいです。そのためにも、ジュニア選手権や日々の練習で自分をしっかりアピールしてチャンスを掴みたいです。たとえ試合に出られなかったとしても、全力でラグビーに打ち込める最後の年であることは間違いないので、「ラグビーをやっていて良かった。」と思えるように、日々の練習を大切に過ごしていきたいと思っています。

チームの皆に伝えたいことはありますか。

 リハビリ期間が長かったのでリハビリの選手たちにメッセージを送ります。部室にいると“体脂肪増えた”という話をよく聞きますが、リハビリにいる時は自分自身の体と向き合う良い機会だと思っています。自分も経験しているので気持ちはよく分かりますが、動けないからといって好きなものばかり食べるのではなく、この時期に自分の体をよく研究し食べ物にこだわり、復帰後すぐに今まで以上のパフォーマンスをできるように準備することを意識してほしいです。またフィジカル面でも一番成長できる期間だと思うので、与えられたメニューだけでなくそれ以上のことをやると決め、このリハビリ期間をプラスに捉えて努力し続けてほしいです。

HPをご覧の皆様に一言お願いします。

 立教ラグビー生活も今年で9年目となりました。自分がここまで頑張れたのは、OB・OGの皆様や家族、友人をはじめとした応援してくださる全ての皆様のおかげです。チームの目標である「大学選手権出場」を達成するためには、皆様の応援が鍵となります。皆様も実際に試合会場に来ていただき、毎日、一歩ずつ着実に成長している立教ラグビー部の今の姿を是非ご覧ください。今後もご支援・ご声援の程、よろしくお願いします。

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