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2023年1月13日(金)

太田 昌利 (3年・LO/FL)

「今年も一歩

咋シーズンを振り返っていかがでしたか。

 個人的には、慶應義塾大学戦で怪我をしてしまって以降、試合に出場出来ないこともありましたが、全体を通して良いパフォーマンスが出来たと思います。チーム的には、関東大学対抗戦序盤で強豪校相手と連戦することでチームの土台が出来上がり、徐々にステップアップ出来ていたと感じました。関東大学対抗戦終盤では、今まで培ってきたディフェンスラインのコネクトや素早いアタックへのディフェンスがチーム全体で徹底出来たことで、日本体育大学と青山学院大学という立教にとってのターゲットであった大学に勝ち切れたと思いました。

 

昨シーズン、最も印象に残っている試合は何ですか。

 青山学院大学戦です。前半を3-0で折り返すハラハラする試合でしたが、リザーブメンバーとして内容は悪くないとベンチで観ていました。試合終盤で交代が決まった時は、誰よりも身体を張ってディフェンスすると強い覚悟を決めました。出場時間は短かったですが、純粋に試合に出場出来たことが嬉しかったですし、なかなか勝てなかった相手に勝ち切れたことで、チーム全員と勝利の喜びを共有することが出来たので非常に印象に残っています。

 

ラグビーを始めたきっかけを教えてください。

 もともと中学まで柔道をしていました。高校進学をきっかけに柔道を辞めようと考えていた時に、中学からの同級生であった二木(二木翔太郎・3年)や柴原(柴原創・3年)に誘われたのがきっかけです。柔道とラグビーは、ベクトルは違いますが同じコンタクトスポーツなのでラグビーへの恐怖心はほとんど無かったです。ラグビーはチームスポーツでもありますし、高校の頃のラグビー部も非常に仲が良かったので、ラグビー部に入部したことで繋がりを感じられるようになり、ラグビーに転向して良かったと思っています。

自分の強みと弱みは何ですか。

 強みはディフェンスです。FWとBKの間でディフェンスラインを調整し、ラックを作ることが得意です。ラックは相手から激しく身体を当てられボールを奪われてしまうことも多いシーンですが、オーバーでボールを取られないように、コントロールしながら上手くラックを作れると思います。ディフェンスは、一見地味に見えるかもしれませんが、好きなプレーの1つです。弱みは、アタックとパスです。また、戦術の理解も早い方ではないので、今年は戦術理解に長けている福壽(福壽佳生・3年)やナカサン(中優人・2年)のように、チームを引っ張っていけるように頑張りたいと思います。

 

過去の先輩でロールモデルがいれば教えてください。

 惣史さん(鈴木惣史・令和3年度卒)です。昨年度、FWのBチームをまとめてくれていて、Bチームの中でモチベーションを保ちづらい選手が多い時でも、常に皆を鼓舞し引っ張っていってくれていました。Bチームからモチベーションを上げチーム全体を盛り上げてくれていた惣史さんは非常に安心感がありましたし、憧れの選手です。

 

期待する後輩を教えてください。

 FWだと、白石(白石和輝・1年)と仙臺(仙臺蔵三郎・1年)です。白石は、國學院栃木高校に所属していた時、キャプテンを務めていたこともありキャプテンシーがあります。それだけでなく、ラグビー理解度も非常に高く、アグレッシブにプレーします。自分の意思を先輩後輩関係なくしっかり表示することができる彼のような存在はチームにとって必要不可欠なので、これからも頑張ってチームを引っ張る存在になってほしいです。仙臺は、とにかくアツく感情を表に出してプレーする姿が印象的です。ジャッカルもとても上手で判断力もあるので、自分も負けていられないと思います。BKだと、空来(斉藤空来・1年)です。空来とはプライベートでもよく喋り、仲が良いです。また、國學院久我山高校時代はスクラムハーフをしていたこともありとてもパスが正確で、気持ちの良い所にボールを投げてくれます。自分の苦手なパスが上手な空来を1人の選手として尊敬しています。

3年生は学年はどんな学年ですか。

 一言で言うと、色取り取りです。トライ(北川時来・3年)やカズ(手塚一乃進・3年)のように先頭に立ってアツくチームを引っ張るタイプもいれば、縁の下からチームを鼓舞してくれる篠原(篠原優太・3年)のようなタイプ、いつでも冷静にひょうひょうとしている福壽のようなタイプもいて、全員のキャラが立っています。ですが、個性があってもバランスが良く、ミーティングでは全員が意見を言い合う真面目な面もあると思います。

令和4年度卒の学年が引退して1ヶ月、気持ちに変化はありましたか。

 最初は、寂しいという気持ちが強かったです。引退してから、先輩たちのアツさと後輩皆を包み込んでくれていた優しさが恋しくなりましたし、当たり前にいてくれた存在の大きさに気付かされました。今はまだ、どんな人がチームに必要なのか、どんなチームを作り上げるべきなのか模索中ですが、4年生としてチームを引っ張っていかなければならないと強い気持ちが芽生えました。

最高学年として在りたい姿を教えてください。

 大学ラグビーは最高学年である4年生が中心で主役だと思われがちですが、自分は下級生の成長が大事だと思っています。下級生、特に1年生は、大学に入学し慣れない中で毎日部活を行います。自分もとても大変で苦しみを分かっている分、初心を忘れずに下級生に優しく寄り添いながらフォローしてあげられる存在になりたいです。また、自分の立ち位置を理解して、後輩を引っ張っていきたいです。プレー面では、グラウンドで1番身体を張って、後輩達に勇気を与えられる魅せるプレーが出来る選手になりたいです。

ラストイヤーの意気込みを教えてください。

 今年は、「関東大学対抗戦3勝」を果たし大学選手権に必ず出場したいです。そのためには、厳しい練習をこなさなければならず非常にハードですが、相手の気持ちに負けないようにアグレッシブに練習に取り組んでいきたいと思います。4年生として、自分たちが先頭に立ってチームを引っ張り、必ず目標を達成するという強い気持ちをチーム全体に伝播する役割を担っていきたいです。

HPをご覧の皆様へ一言お願いします。

 日頃よりご支援いただき、誠にありがとうございます。今年は諸先輩方が果たすことが出来なかった「関東大学対抗戦3勝」、「大学選手権出場」を目標に掲げております。その目標を成就させるべく日々の練習に全力で打ち込み、日々邁進していく次第でございます。是非とも皆様に試合会場に足を運んで頂き、私どもの活動の成果のみならず勇敢でひたむきなプレーで感動をお届けできれば幸いです。

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