

2023年3月26日(日)
北川 時来 (4年・SH)
「志高く、信念を貫く。」
主将になった心境を教えてください。
今までと比べて大きな心境の変化はありません。入部してから3年間、常に100%チームと向き合ってきたからです。また、1年生の時から創部100周年を迎えるということについて意識していました。そのため、過去3年間の結果を受けて「大学選手権出場」を果たさなければいけないという決意は固まっています。
チームにとってどんな主将になりたいですか。
チームにとってぶれない軸になりたいと思っています。先頭に立ってチームを引っ張るというより、常にチームと向き合っていたいです。また、自分は1年生の時からマネジメントにも携わっているため、選手だけではなくスタッフとも上手く連携を取り、運営にも何か尽力できたら良いと思っています。
同期について教えてください。
こだわりが強い人が多いと感じています。自分も含め、自分勝手な人が多いですが、その分意思がはっきりしています。Aチームのメンバーに選出されている選手も多いため、自分の思っていることを言葉にしたり、身体で表現したりしようとする意思がある学年です。これは最高学年として、良くも悪くも色々なところに影響が出ると思うので、チームにとって良い方向に進めるように、一人一人がチームにベクトルを向けることができれば良いと思っています。
期待する後輩について教えてください。
多くの後輩とコミュニケーションを取るようになり、自分が思っている以上にラグビーと真剣に向き合っている選手が多いと感じているため、期待していない後輩はいません。その中で名前を挙げるとするならば、やはり光希(3年・伊藤光希)と川畑(3年・川畑俊介)は同じポジションとして非常に刺激的な存在です。常に9番を争える環境があり、自分自身も全く安心できないと思っています。
他には、大斗(2年・渡辺大斗)、須川(3年・須川遼平)、青田(2年・青田遼生)にも期待しています。大斗は、ポテンシャルが高く真面目で、恵まれた体格があることに加え、自分自身と向き合う力があるという点が、選手としてこれから成長するだろうと感じています。
須川は、自分が高校3年生の時に、桜美林高校と試合をすることがあり、久我山(國學院久我山高校)相手に須川が1人でトライを取ったことがありました。そのため、その時から存在を知っていました。怪我が多いですが、洋平さん(ヘッドコーチ・中村洋平)も、須川のことを昨年度の関東大学春季大会の初戦で13番として起用していた通り、チャンスを与えようとしてくれている人は周りにいます。また、応援してくれている人も、期待している人も沢山いるので、怪我に負けず頑張って欲しいと思います。
青田は、とにかく頑張っているなという印象です。洋平さんや先輩からのアドバイスを真面目に聞いて、グラウンドで1人残って練習し、ウエイトも一つ一つ本当に真剣に取り組んでいます。そのため、伸びて欲しいなという期待を込めて名前を挙げました。
立教の強みは何だと思いますか。
立教の強みは、一体感があり、学年の壁がないことだと思います。入部当初は、そういったものが馴れ合いのように感じてしまい、あまり良く思わなかったです。しかし上級生になり、学年の壁がないからこそ、しっかりと後輩とのコミュニケーションが取れていることを実感します。また、選手が少なく1年生からAチームのメンバーに選ばれる選手が多くいるチームとして、学年を超えてコミュニケーションを取ることが大切です。自分が下級生の時に、このように先輩からコミュニケーションを取ってくれたことが、今となっては凄くありがたかったと感じているため、意識しています。今では、チーム全員でラグビーしているなということを強く感じます。
過去3年間で印象に残っている試合は何ですか。
特に印象に残っている試合は2つあります。1つ目は、大学1年生の時の関東大学対抗戦初戦の明治大学戦です。自分が中学3年生の時に見ていた花園のスターたちが沢山いる中で、ファーストコンタクトでぶっ飛ばされました。立教が対抗戦Aグループで戦うということは、このような人たちと身体を当てて本気で勝負しなければいけないということを痛感した試合で、負けてはいられないなと思いました。
2つ目は、去年の関東大学対抗戦の早稲田大学戦です。自分自身、スタートメンバーとして定着していない中で9番として出場させてもらい、早稲田大学を相手に自分がチームのために身体を張ってディフェンスできたと自負できる試合でした。また、後半30分くらいまで、2トライ差で早稲田を追いかけるゲーム展開で、入部してからこんなに早稲田大学と互角に戦えた試合は初めてだったので、自分にとって成長を実感した試合でした。
自分自身の大学ラグビー過去3年間を振り返って、どのような自己評価をしていますか。
3年間を振り返って、色々な気付きがありました。幼稚園からラグビーを始めて、非常に長い時間ラグビーに触れてきましたが、新たな気付きも多く、やはり集団というものはどこでも違うものだなと感じました。
個人的には、入部当初に行われた夏の東洋大学との練習試合で、同期からは1人だけAチームとして試合に出させてもらったことで、自分が必要とされているという実感が湧きました。それ以降も、監督やヘッドコーチ、先輩と話をする中で、自分を必要としてくれる人がいて、凄く恵まれた環境だなと思いました。また、同じポジションにもレベルの高い選手がいて、チーム内での争いがある分、良い刺激となっています。
自分は、誰かのためにラグビーができていることが常に原動力となっています。3年間を振り返って、色々な人に支えてもらいながらラグビーができているなと思っています。
個人・チームとしての今季の目標を教えてください。
個人としての目標は、どのようなポジションであっても試合に出場し続けることです。自分がチームのために何か還元できることは、誰よりも試合でチームのために身体を張ることだと思うので、怪我なくピッチに立ち続けたいです。
チームとしての目標は、「大学選手権出場」です。自分たちの学年が1年生の時から立てていた目標なので、主将として、そこにぶれずにチームにアプローチしていきたいです。あくまで目標であって、夢じゃないと思っているので、本気で実現させたいです。
HPをご覧の皆様に一言お願いします。
日頃より立教大学ラグビー部へのご支援・ご声援をありがとうございます。創部100周年を迎え、「大学選手権出場」を実現させようとするチームの主将として、チームに尽力したいと思っております。部員一同、日頃からこの目標に向かって練習に励んでいますので、これからも立教大学ラグビー部へのご声援を宜しくお願いいたします。