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2023年3月27日(月)

羽間 圭司 (4年・FL/NO.8)

「自分にできること

副将になった心境を教えてください。

 正直副将になると決まった時は不安でした。4年生で役職に就く覚悟はできていたのですが、実際副将に任命された時は自分が責任感を持ち、チームを統率することができるのだろうかと少し時間を要しました。しかし、元々自分と一緒に学年リーダーを務めていた時来(4年・北川時来)と秀太(4年・天羽秀太)は自分が困った時には必ず助けてくれる大きな存在でありとても信頼しているので、彼らとなら三将を務められると決意できました。

 新たなチーム体制になり新1年生も入ってくる中で今後、自分が為すべき課題が少しずつ明確になってきたと思います。また、チームを盛り上げるだけではなく、様々な場面で主体的な姿を示して練習に取り組み、後輩を引っ張り上げ、ボトムアップすることが副将としての役目、任務だと考えています。

 

副将として今シーズンはどのようなチームを作り上げたいですか。

 昨シーズンの関東大学対抗戦では青山学院大学と日本体育大学に勝利し、2勝することができましたが「大学選手権出場」という目標の一歩手前という結果でした。今年のチームは他大学の選手に比べて身体が小柄ですが、一人一人の機動力やラグビーに対する探究心はどの大学よりも強いと信じています。身体は小さくてもプレー中に相手に立ち向かう直向きさや勝負への意欲を強みとして、今シーズンの勝利に結びつけていきたいと考えています。今後の練習や試合でも個々のメニューや目標を明確にし、そこに向けてチーム一丸となることで、去年よりも更にレベルアップしたチームを作り上げていきたいです。

 

チームにとって、4年生はどんな存在であるべきだと思いますか。

 4年生は最高学年として芯を持つべき存在だと考えます。後輩を不安にさせないようチームの中心に立ち、信頼関係を築き上げ、4年生がしっかりとしたぶれない芯を持っている姿を後輩に示すべきだと思います。

 

自分の強みは何ですか。

 コンタクトプレーでの粘り強さ、タックルやキャリーで一歩でも前に出られること、チームの中で誰よりも身体を張って80分間最前線で戦えるところが強みだと思います。また強みとして挙げたこれらのことは自分の今後の課題でもあります。より一層技術を伸ばせるよう全力を尽くします。

 

期待する後輩は誰ですか。

 高校でも一緒だった真嶺(3年・三村真嶺)です。真嶺は普段感情を表に出さないのですが、ラグビーに対する愛が強く、日々トレーニングに励んでいます。ラグビー面でも賢く、彼はプレーでチームを引っ張る存在です。今後は、より一層チームに自己発信していくことができれば今よりも優れた選手になれると思います。

 仙臺(2年・仙臺蔵三郎)は得意なプレーをたくさん持っています。大学入学当初は身体が細かったのですが、現在は身体作りを頑張っており体重も10キロくらい増え、今ではラインアウトで核になる選手です。またフィールドでは積極的にジャッカルを仕掛けて、チームに勢いをつけてくれる選手です。今後は更に身体が大きくなり心身共に成長すると期待しています。

 

同期について教えてください。

 ラグビー初心者から高校時代に花園を優勝した強豪校出身の選手がいるなど幅広く、個性豊かなメンバーが集まっていると思います。何をするのにも多様な考え方や価値観を持っている為、良い意味でまとまりがないのですが、より多角的な視点を教えてくれるので総合的に見ると、バランスの取れた学年だと思います。

 

大学ラグビーを通して得たことや気づいたことは何ですか。

 東海大大阪仰星高校という2018年に花園で日本一になった高校でラグビーをしてきて、最初は仰星での考え方や取り組みを立教大学ラグビー部でも取り入れようと思ったのですが、立教には立教に合うスタイルがあるということに気付きました。自分の価値観を押し付けるのではなく、その場で求められている価値観を考察し、アジャストしながら高いレベルのラグビーを求める重要性を学びました。その為、多様な人々がいるからこそ出来上がる立教大学ラグビー部というチームが作られていく過程を学びました。

 高校ラグビーと大学ラグビーの大きな違いとして、勝利することへの執念や一つ一つの課題に対しての取り組み方に差があると思います。高校ラグビーはトーナメント形式が多く、一発勝負となるため負けられないと言う危機感が常にあります。しかし大学ラグビーは総当たり戦となり、負けても巻き返すチャンスがある為、次の試合に向けて充分な準備期間が確保できます。そのため、より一層気を引き締めて目標に取り組むことができると感じています。

 

大学ラグビー最後の年への意気込みや今後の目標を教えて下さい。

 大学選手権に出場し、日々応援してくださる皆様に恩返しをするということです。副将として毎試合80分間チームを牽引し、最前線で戦い続け同期、後輩と切磋琢磨しながら士気を高めていきたいです。また、立教大学ラグビー部の中でも誰よりも羽間圭司が一番「熱い」ということを証明します。

 

HPをご覧の皆様に一言お願いします。

 平素より立教大学ラグビー部を応援していただき誠にありがとうございます。僕たちは、スタンド席が濃紺の歓声に包まれる日を目指して、結果を残すことで皆様に恩返しができるように、日々チーム一丸となって各々の課題に取り組んでいます。今年の目標である「大学選手権出場」に向け、部員一同精進して参りますので今後もご支援、ご声援のほどよろしくお願いいたします。

Interview​

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