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2023年11月1日(水)

篠原 優太(4年・PR)

「繋ぐ」

 

秋シーズンも中盤に差し掛かってきましたが、残りの試合に対する思いを教えてください。

 先日のジュニア選手権大会の山梨学院大学戦では勝利が目の前にあったにも関わらず、26-40という結果に終わってしまい、非常に悔しい思いをしました。残念ながらチームの目標である「ジュニア選手権大会昇格」という目標を叶えることは出来ませんでしたが、まだ順位決定戦が残っています。残る最終戦を勝ち切り、来年の立教大学ラグビー部が1つ上のカテゴリーで戦えることが出来るよう、結果を残し、全力で戦い抜きます。また、来年こそは下級生たちが昇格してくれると、非常に期待しています。

 関東大学対抗戦においては、残る3試合(青山学院大学戦、成蹊大学戦、筑波大学戦)は絶対負けられない戦いなので最高学年と言う立場からチームをサポートし、立教大学ラグビー部の勝利に貢献します。

 

ラグビーを始めたきっかけを教えてください。

 小学生の頃にやっていたフットサルではボールを持ち、前に突き進むことしか出来ませんでした。自分にはフットサルに必要なスキルが欠けていて、苦手な競技であることに気が付きました。その当時フットサルでは弱点であった「ボールを持ち、前につき進むこと」がラグビーという競技では強みになるのではないかと思い、小学5年生の時に友人に勧められ、ラグビーを始めました。フットサルで弱点だったものがラグビーでは自分の強み・能力として活かされています。

チームにとって、最高学年として、4年生はどんな存在であるべきだと思いますか。

 4年生は最もチームファーストであるべき存在だと思っています。もちろんチーム全員がそのように行動するのが理想であるかもしれませんが、下級生のうちは自分のために行動することが精一杯だと思います。しかし4年生は最高学年として個々の課題だけではなくチームの勝利、そして今後チームがどのような姿になるべきかを常に考えることが必要になってくると考えています。

過去4年間で最も印象に残っている試合について教えてください。

 大学2年生の頃の関東大学春季大会の専修大学戦です。初めてAチームのリザーブに入れた試合だったのですが、自分には出番がありませんでした。ただベンチに座って試合を眺めることしか出来ず、チームに貢献することが出来なかったことが悔しかったです。その当時非常に強い挫折感を味わいました。しかし、試合後に自分の弱点を見つめ直し、新たな課題を再確認し、自分を奮い立たせることが出来ました。この経験があったからこそ今の自分があると思います。

期待する後輩は誰ですか。

 川畑(3年・川畑俊介)です。彼とは自分が大学2年生の頃から公私ともに非常に仲が良い存在です。

スクラムハーフは競争率が激しいポジションのため、彼は今、ラグビーの面で苦戦していると思います。また来年は恐らく幹部の一員としてチームを引っ張る存在になると思いますが、彼は真面目な性格なので、プレッシャーを感じているように見えます。しかし、様々な経験をしている川畑だからこそ、自分と同じ様に悩んでいそうな後輩を巻きこんで自主練習をするなど、他のチームメイトと信頼関係を築いているように思います。きっと川畑だからこそ彼らの気持ちも理解出来るだろうし、彼が努力している姿を周りが見ているから川畑に皆がついて行くと思います。彼の努力はいつか報われると思っています。今後様々な困難にぶつかると思いますが精一杯頑張って欲しいです。

自分の強みと弱みを教えてください。

 自分の強みはボールキャリーです。ボールを持ったら一歩でも前に進んで、スクラムハーフに少しでも良いボールを回せるよう日々練習に励んでいます。ジュニア選手権大会拓殖大学戦ではプロップで足が遅いながらもトライを取れた時は自分の強みが生かされた場面であり、ラグビーをやっていて本当に良かったと思った瞬間の一つでとても印象に残っています。

 弱みはスクラムです。一つ新しいことが出来るようになってもまた新たな課題が見つかり、改善する点がたくさんあります。少しでもチームを支えるプレーをするためにこれからも精進したいと思っています。

大学ラグビーを通して得たことや気づいたことは何ですか。

 高校時代は人数が少ないチームだったので気づきませんでしたが、保護者、仲間、マネージャー、トレーナー、コーチ等の多くの人の立場からの支えがあってラグビーが出来ていることに気づかされました。いつもウエイトを誘ってくれる真嶺(3年・三村真嶺)、強度で追い込んでくる時来(4年・北川時来)、一緒にスクラム練習をする有山(1年・有山輝)と大倉(1年・大倉永登)、多くの人とラグビーする中で自分の成長を感じました。更に和田さん(トレーナー・和田晴樹)、土屋さん(アスレティックトレーナー・土屋篤生)、椿さん(トレーナー・椿貴浩)や多くの方々にメンタルケアをしていただいたことで今も元気にやっていけています。これまで出会い、自分をここまで支えてくれた人々がいなかったら、自分は大学4年間の中でラグビーを辞めてしまっていたと思います。本当に心の底からたくさんの人に感謝しています。

大学ラグビー最後の年への意気込みや今後の目標を教えてください。

 これまで4年間一緒にやってきた仲間たちとのラグビー生活があと2ヶ月で終わってしまいます。そういった中で残された短い時間を有意義に使い、楽しくラグビーすることを心がけています。ラグビーを思いっきり楽しみ、頑張った先には大学選手権出場という目標が達成出来ると思っています。また、ジュニア選手権大会で勝利を飾って未来の100周年後の立教大学ラグビー部に「繋ぐ」ことが出来る様に全力を傾けて最善を尽くします。

 

HPをご覧の皆様へ一言お願いします。

 日頃より立教大学ラグビー部へのご支援・ご声援をありがとうございます。

私たちが選手権に出場するためには皆様の声援が必要不可欠です。是非グラウンドに足を運び選手たちが熱く戦っている姿を見て最後の瞬間を共に共有出来たら良いなと思っております。部員一同試合会場でお待ちしております。これからも変わらぬご支援・ご声援の程、宜しくお願いいたします。

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