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Locker Room

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2023年10月20日(木)

【ラストシーズンを迎えて②】

4年生にとって、最後となるシーズンが始まりました。この連載では、残り3回にわたりペアごとに互いに4年間で成長したと思うことや、自分にとって相手はどのような存在かを語っていきます。

 

〈福壽佳生×阪本士門〉

・福壽佳生(CTB)

さあ彼について何から書こうか。本当に色々と破天荒な彼は書くことが多いので、少しずつ振り返っていこうと思う。

「阪本士門」に出会ったのは今から7年前の高校1年生の時である。端正な顔立ちと肌の日焼け具合とプロップらしい大きすぎるお尻から、石油王の息子なのかそれともシルバーバックとのハーフなのか正直わからなかった。そこから人間なのかゴリラなのか違いがわからないまま時が進み、気づいた頃には、彼はニュージーランドのラグビー名門校に1年間留学をしていた。その甲斐もあり帰国した時には体重が100kgくらいでチームには絶対に欠かせない器用な(パスダミーしかしない)大型プロップとして成長を遂げていた。(英語の方は成長してたんかな?)

高校3年生の時には花園出場を目指して、共に辛い練習を乗り越えていったのだが、引退試合となった県大会準々決勝の試合に彼は現れなかった。体調不良である。は????今でも1年の半分以上を体調不良で休む彼であるが、高校3年生のこの日もそうだったのである。

前置きはこのくらいにして現在の阪本士門について語ろうと思う。

「遊び」「飲み」「オフ」この言葉が士門以上に似合う人はいないと思うくらいずっと遊んでいるイメージ。体重も高校の頃からは20kgほど落ちていてめっちゃかっこいいし(お尻は大きいまま)羨ましい。でもそんな士門が実はラグビーのことをめっちゃ考えていることはここだけの秘密。練習終わりの車の中ではずっとチームのことを話しているし、対戦相手の試合を見て分析しているのもそうだし、あまりラグビーに対して熱いところをみせない士門だけど、こうやってチームのために動いてくれている姿を見ていると、自分ももっと頑張らないとなと思う。対抗戦残り3試合、あと2ヶ月間、学生コーチとしていつも通りチームの空気を引き締めてください!最近は色んなスポーツにかけているみたいだけど、士門のラグビーへの思いを残りの試合に全て懸けてください。引退後に美味しいお酒を飲みながら、色々語りましょう。7年間ありがとう!!そしてこれからもよろしく頼むで。とりあえずジョンウィック見に行こう。

 

 

・阪本士門(学生コーチ)

足極太毒舌とは、あ、佳生とは高校から一緒にラグビーをしていました。高校時のイメージは、言っていることは合っているけど言い方が良くなくて、他の人と口論になっている、勿体無いというイメージでした。それがきっかけで、高校の時のキャプテンを泣かせたこともありました、、、多分尖っていました。けど、言いたいことをはっきりと言える佳生が俺はめっちゃ好きで、そんな佳生と7年間同じラグビー部に入れたことを嬉しく思います。ラグビー面ではキレキレのパスと的確な状況判断、またフィジカル面も強く、立教大学ラグビー部は何度も佳生のプレーでトライを取り切る場面が多かったと思います。立教新座出身でスタメンをはり、チームを引っ張る佳生をとても尊敬しています。

また夏合宿では戦術面に対して、自らミーティングを開いている佳生を見て、高校の時だったら絶対やってないなと思い、なんか上から目線になるかもしれないけれど、人として成長しているのだなと感じ、個人的にめっちゃ嬉しかったです。

なんか普段と違って文章にすると難しくて、色々と佳生のこと考えたり、昔のこと思い出したりすると、うわーもう引退近いなー、みんなに会えなくなるのかなぁという感覚になります。そこで結局、自分にしか言えない佳生の伝えたい所はなんだろうと考えた時に1つ思い浮かんだものがありました。佳生って多分立教大学ラグビー部員のイメージだとしっかりやるべきことやっているタイプではないと思います。ですが、実はみんなに見せないけれど実はやるべきことをやっているんだよと伝えたいと思います。練習とか確かに抜く所は抜いている佳生ですが、最近のフィットネスなど当たり前かもしれないけれど、全力出している所を俺は見ています。また、帰宅後にはケアなども結構しているんですよ、佳生のお母さんが言っていました。ラグビーのこともとても考えているし、2人で話をすると、あーそういう風に考えているのだなって勉強になることが結構あります。長々と書いたけど、これだけはみんなに、伝えておこうと思います。

秀太(4年・天羽秀太)に面白く書かないと退部って言われて、めっちゃ考えていたので、言いたいことを言えた文なのかなと不安になりますが、マネージャーに催促されているのでここら辺で終わりにします。

佳生とサシで飲んだことないから引退したらサシ飲みしたいなって思っています。引退が近いけど、大学選手権目指して頑張ろうね。7年間ありがとう。これからもよろしく。

 

〈宍戸里帆×小島伽々莉〉

・宍戸里帆

ラグビー部のアイドル 伽々莉ちゃん。時々(特に深夜に)見せる“隠れ変人”な所はさて置き、伽々莉の笑顔には、誰もがキュンと心を奪われ、癒される絶大なパワーと魅力があります。初めて会ったのは同期の女子で行った温泉旅行。瞬く間に彼女の魅力の虜になり、その日から、会うと必ず伽々莉を愛でるのが私の日課になりました。

2年生から途中入部し不安だらけだった私に寄り添い、選手の名前を覚えるのに付き合ってくれたり、悩んでいる時にずっと隣にいてくれたり。相談すれば一緒に悩み、考えてくれて、嬉しいことがあった時には自分の事の様に喜んでくれる。そんな伽々莉の優しさと温かさに幾度となく助けられ、救われてきました。

マネージャーとしても、常に部員や応援してくださる沢山の方々のことを最優先に考え、真摯に行動し、努力している姿をよく目にしました。そんな自分より周りの人のことを大切に考えられる伽々莉を心から尊敬しています。

くだらない事で笑い転げたり、時に真剣に話し合ったり色んなことを共有してきました。そんな濃い3年間を伽々莉と一緒に過ごせて幸せです。

引退まであと少し。ラグビー部員でいられる時間を大切に、悔いなく最後まで一緒に頑張りましょう!

 

・小島伽々莉

里帆はどこにいても目が合うと、高確率で勢いよく走って抱きついてきてくれます。そんな天真爛漫で美意識高く可愛らしい彼女ですが、グラウンドでは前髪も気にせず全力で走っていました。選手が万全の状態で練習に励めるよう素早いテーピング術と広い視野を持ち、何かあればすぐに駆けつけていました。

一見、明るくおおらかに見られがちな里帆ですが、実はグラウンド行きのバスでは選手がバランスの良い食事をとれているのかネットで調べ、一人一人にコメントをつけ、くまなくチェックをしていました。アネックスでは女子スタッフの足を借りて何度もテーピングの巻き方を練習したり、練習後には一人反省会が始まり、私はその横で笑っていたのを覚えています…。

選手を、そして部活を支えるためにどれほど彼女が真摯に努力していたのかがわかると思います。小さな見た目には想像できないほどの芯の強さと熱心さとたゆまぬ努力にいくどとなく私も刺激を受けてきました。そしてそんな里帆と同期であったこと、心から嬉しく思います。ありがとう。

練習前のアネックスでめずらしく同期が揃うと基本ストッパーがいないため、時には声が枯れるくらいふざけ合い、練習後にはお互いの気が済むまでとことん語り合う日々もあと少しだと考えると寂しいです。ですが、最後の最後まで私たちらしく全力でチームをサポートしていきます。

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