Locker Room
2024年11月21日(木)
【ラストシーズンを迎えて④】
4年生にとって、最後となるシーズンが始まっています。この連載では、残り1回にわたり、ペアごとに互いに4年間で成長したと思うことや、自分にとって相手はどのような存在かを語っていきます。
<中優人 × 須川遼平>
・中優人(SO/CTB)
遼平と初めて会った時のエピソードは正直あまり覚えていません。「浪人で入学してきたのか、ということは年上なんだ。」くらいの印象でした。ですが、2年の冬にお互い1日違いで手術をしたことでリハビリ期間が被ったことがきっかけで、これまで色んな遼平を見てきました。ジムで常に眠くなるようなしっとり系の音楽を流す姿。宇多田ヒカルが好きな姿。井上健太(3年/分析)のほっぺにATmini(ケア用品で電流が流れるもの)を貼る姿。不眠症になり立正大学で土屋さんに帰ったほうが良いと言われて帰る後ろ姿。それでも復帰に向け懸命にリハビリをする姿。辛い姿を見てきたからこそ彼が合宿で復帰した時や今一緒に試合に出られていることはとても嬉しいです。一緒にラグビーをできる期間は残り僅かですが、密かに遼平にキックパスをしてトライをしてもらうという目標があるので、(逆にキックパスしてくれてもいいけど)よろしく頼みます。
・須川遼平(WTB/CTB)
中優人。通称:中さん。
今シーズンも安定したプレーを続ける中さん。彼は緊張することはないのでしょうか。入部直後、他の同期の三邊さんのことを優人だと思っていたあの頃からだいぶ時は流れました。スタンドの上から見ていた優人のプレーを、今では同じグラウンドで、同じ目線で見ています。リハビリを一緒に頑張ってきた仲間でもあり、共に試合に出られていることを嬉しく思います。優人はその名前の字の通り、私が遅れて、ようやく復帰した時に一緒に泣いてくれるような優しいやつです。そんな優人とラグビーする時間も残り少なくなってきました。リハビリに行きがちな私ですが、一緒にプレー出来て、とても良い時間を過ごせました。ありがとう。今年の夏からウイングに挑戦している私に色々と高いレベルのプレーを求めてきますが、その要望に応えようと毎日必死にやっているので許してください。残りわずかの時間、頑張りまっしょ。
<中出光咲 × 井上あかね × 三井萌希>
・中出光咲(MG)
この2人とはチャリで富士見に行ったり、沢山ご飯に行ったりしました。そして、一緒に観光学部の授業を取ったお陰で座キャン(新座キャンパス)の居心地の良さも教えてもらい、今では、私はよく座キャンにいる池キャン(池袋キャンパス)の立教生になりました。ありがとう。さて、この2人との出来事を振り返っていきます。
あかねとは、1年生の頃こんな部活辞めてやる、と、何度も富士見に向かうバスで退部宣言をしあっていましたね。辞める宣言する人は大体辞めないと思いますが、その通りでした。そして、2つの県を跨いで富士見グラウンドまで2時間半かけて毎日通うあかねの根性にはやられました。毎日通うだけでも本当に凄いと思います。そんな彼女には仕事面でも助けられることが多く、ミスをして落ち込んだ時には「光咲は痛恨のミスって言葉が似合うね!」と言いながら励ましてくれました。彼女はグッズ担当として立教の観客席を盛り上げる数々のグッズを生み出し、荷積み担当として試合後にどんな雰囲気であっても部車の前で仕切る姿は尊敬そのものです。そして、あかねはいつも肝心なことを思い出させてくれる存在でもありました。立ち向かうものが多かったこの4年間ですが、あかねのおかげで頑張れたことが沢山あります。あんことうどんとラーメンが大好きで、選手たちに授けられた多くの異名を持つ彼女と、最後までタフに愉快に、最後までやり切りたいです。
萌希とは、トレーナーとマネージャーという関係ではありましたが、よく助け合ってきたと思います。私は会計と広報担当として、萌希はテーピングと食事担当として、選手目線の意見と現実的な会計面や遠征では手配の範疇で可能なのか、など細かく話しながら進めましたね。オフも時間も関係なく選手のために時間を費やす姿を見ていつも刺激を受けていました。何度も頭がパンクしましたが、「なんとかなるけ!」(方言)の一言で一蹴されました。くよくよしやすい私からすると、「なんとかなるけ!」はどれだけ心強かったことでしょう。今年の栃木遠征では、今まで培った連携の力が発揮されました。ホテルの朝食がキャロットラペが乗っているようなおしゃれなご飯ということを知り、慌てて萌希にどんなメニューがいいか選手や栄養士の方と話してもらい、急いで私がホテルと旅行会社に連絡をして、当日は無事に鯖の塩焼きが出てきた時は、一試合先に終えたくらいの気分でしたね。残された時間もわずかですが、いつも優しくて頼れる萌希と出来ることを模索しながらお互いに頑張りたいです。あとそれから、必ず萌希の家でまだ未開封のホットプレートで、みんなでご飯食べよう!
・井上あかね(MG)
萌希へ
大学の入学式後、観光学部の友達と火鍋に一緒に行ったことが最初の出会いです。その後、一緒に体験会に参加し、入部しました。それからというもの、私の大学生活においてほぼ一緒にいたのではないかと思うほど授業や部活で会っていました。1年生の時、コロナ禍でオンライン授業だったため、萌希のお家で授業を受けさせてもらうこともありました。この秋学期も中さんやたまに後輩たちとお昼を食べに行っています。いつも、部活の話ばかりですが旅行と美味しいご飯が好きなところが共通点でよく盛り上がります。ですが、部活のこととなると、トレーナーとして栄養面やアップのメニューを考えている姿に私も刺激を受けていました。いつも優しいお姉さん的存在ですが、この4年間多くの壁に打ち当たって来たと思います。そんな彼女は、いつも誰かに頼りにされる、心強い同期です。いつもありがとう。
光咲へ
先輩にコメントをお願いする立場だったのに、依頼される側になってしまいましたね。私の部活生活において、彼女無しでは続けてこられなかったかもしれません。入部当初の頃は、お互いに言い合ってしまうことが多くよく喧嘩をするコンビでした。引退された先輩方にもまだ面白がられるぐらいです。今この話をすると驚かれると思うのですが、1年生の時にジュニア選手権大会の拓殖大学戦で私たち2人に水場を任されたことがありました。その時も、言い合いながら仕事をしましたが何事も無く、最後は協力し合うことができました。マネージャーの仕事はいくつかに分担されていて、自分はオリジナルグッズを担当していましたが、彼女は会計を担当しています。いつも、通帳を持ち歩き、多くの人と連絡を取り合う必要があるとても大変な仕事だと思います。そんな彼女をいつも隣で見ていて、尊敬しています。この4年間、大変なことが多かったような気がしますがいつも隣で助けてくれてありがとう。ご褒美は美味しいご飯食べに行こうね。
沢山の感謝を送りたいです。
・三井萌希(TR)
自転車仲間でもあるあかねとみさき。大好きな2人について振り返っていきたいと思います。
まずは学部も学科も同じ食べるのが大好きなあかねから。出会いは火鍋で、それからラグビー部の体験会に一緒に行って、帰りのバスでここにしよう!と話したことを覚えています。その時のあかねはすごく静かで、こんなに元気な人だとは想像もできませんでした。
入部してからはほぼ毎日一緒にいて、お互いの失敗話をしたり、相談をして励まし合ったりもしました。初めは、先輩が怖いと言いながらも一生懸命マネージャー業務を覚えていたのに、今では様々な立教グッツを作り出し、ファンを増やすところはとてもかっこいいと思います。
普段の仕事は違うけれど、唯一一緒にやる荷積みの連携は最高です。あかねと一緒のときは心強いです。
授業中にも部活の話をして対抗戦シーズンには勝ち点の計算をして、テスト前には一緒に焦って情報共有しあって、毎日忙しかったけれど、楽しかったです。本当にありがとう。あかねと中さんと3人の残り少ない木曜日のごはんも楽しみにしとるね!美味しいもの食べにいこう!
次はちょっと抜けている凄腕マネージャーみさき。
感謝するところしかないみさきには、一番と言っていいくらい悩み相談をしたと思います。仕事が違うからこそ話せることもあり、別の視点からのアドバイスを沢山もらったし、たまにさらっと吐く彼女の毒には何度も救われました。ありがとう。
長いねって話した春練も、ミスがないか何度も確認した夏合宿・対抗戦もどれもその時は大変だったけれど、今ではみさきとのいい思い出です。そして、いつも裏では色んなことを考え全体を見て動いていて、今年のマネジメントに必要不可欠な存在だったと思います。
特に、会計や遠征の手配など部全体の仕事を担う責任は計り知れないけれど、それをてきぱきとこなしミスを未然に防ぐところは尊敬しています。みさきと一緒じゃなかったら、栃木のOLおしゃれモーニングも防げなかったと思います。
2人で志木駅から富士見グラウンドまで約2時間歩いてみたり、自転車でお祭り行ってみたり、色んなことをしたけれど、引退しても一緒に何かやろうね!