Locker Room
2024年11月28日(木)
【ラストシーズンを迎えて⑤】
この連載では、ラストシーズンを迎える4年生が、ペアごとに互いに4年間で成長したと思うことや、自分にとって相手はどのような存在かを語っていきます。
<伊藤光希 × 川畑俊介>
・伊藤光希(SH)
俊介と初めて話した時は、高校の練習試合でした。当時、俊介も僕と同じように立教大学に進学すると知っていたので、スクラム中に、僕が気さくに話しかけてあげたのに「うん」の2文字だけしか返ってこず、それが最初の会話でした。寂しかったです。あれから月日が流れ、大学4年生となった僕たちはあの頃からは考えられないほどたくさんのことを語り、想いを馳せ、一緒にいます。
入部当初、正直俊介とはここまで仲良くなるとは思ってもいませんでした。テキパキしていてしっかりしている、僕とは正反対のような人だからです。それでも現在僕の相棒になっている理由は、俊介が心から尊敬できる人間だからです。自主練習や激しいウエイトトレーニングを行う姿。自分がしんどくてもチームのために身を捧げる姿。選手とレフリー、主務をどれも一切逃げることなくやり切る姿。プライベートでも家族や友達想いで思いやりのある姿。あんまり書くと恥ずかしいのでこのくらいにしますが、本当に魅力的な人間だと思います。この4年間、何度俊介に助けられたか、頑張る力をもらったか分かりません。本当にありがとう。残り少ない立教での時間、僕は主将として、俊介は主務として、そして1人の選手として一緒にこのチームを勝たせましょう。よろしく相棒!
・川畑俊介(SH)
光希は友達を超えた、親友、いや大親友です。1年生から立教の9番を背負い、アタックを牽引し続けました。素早いテンポ、ボール供給は一級品です。今年度、キャプテンとしてチームの先頭に立ち誰よりも尽力したと思います。皆も分かると思いますが、光希のすごいところは継続力です。チームがどんな状況であろうと、自分のやるべきことをやり切る力。これは立教大学ラグビー部で活動する上で最も重要かつ難しいスキルだと思います。自分は光希がいなかったら、エンジョイラグビーで終わっていたと思います。光希がいたから、4年間でラグビーに本気で打ち込むことができました。本当にありがとう。
ここまでを聞くと完璧人間ですが、そんなことはありません。知っていると思いますが私生活ではだらしない部分が多いです。集合時間に遅れて来るのに間に合っている人を厳しく注意したり、2人で会う日なのに1時間遅刻して現れたり、原付で行き帰りするときは当たり前のように僕のことを待たせたり、対抗戦のチケットを失くして自腹で購入したり、色々ありました。でも、聞き上手で純粋な心を持った素晴らしい一面もあります。まもなく引退ですが、光希とは話したいことや一緒にやりたいことがあるので社会人になってもよろしくです。
4年間ありがとう。
最終戦、笑って終わりましょ。