Result
<関東大学春季大会>
2023.4.23 Sun. 12:00K.O.
立教大学
25
6 - 15
19 - 27
42
筑波大学
試合レポート
4月23日(日)
<関東大学春季大会>筑波大学戦
新入生を迎えてから初となる公式戦が、立教大学富士見総合グラウンドで行われた。昨年度の関東大学対抗戦2勝により、関東大学春季大会はBグループに昇格した。創部100周年ジャージにも刻まれた百合の誇りを胸に望んだ一戦は、筑波のキックオフで試合が始まった。
試合開始早々、筑波のスピードのあるランで自陣まで攻め込まれるも、NO.8仙臺蔵三郎(2年・立教新座)のジャッカルやSO北川時来(4年・國學院久我山)の巧みなキックで守り切る。前半13分、ハーフラインマイボールラインアウトからSH川畑俊介(3年・流経大柏)→SO北川→FB天羽秀太(4年・桐蔭学園)とパスを繋ぎそのまま大きくゲインする。その後も一進一退の時間が続くが、16分、立教のペナルティによって自陣ゴール前スクラムの好機を筑波に与えてしまう。何とか守り切りたいところだったが、ディフェンスの隙をつかれ先制点を奪われる。流れを変えたい立教は24分、筑波のペナルティからショットを選択しFB天羽の正確なキックでゴールを決め、スコアを3-10とする。トライを挙げたい立教は、34分、自陣22m付近マイボールスクラムで筑波に押し勝つと、SH川畑からパスを受けたCTB佐藤侃太朗(2年・國學院久我山)がハンドオフしながら力強いランで大きくゲイン。敵陣に入り込み、筑波のペナルティを誘発。FB天羽が正面からのペナルティーゴールを難なく成功させ、6-15で前半を終える。
ハーフタイムでは、9点差を埋めるべくもう一歩前に出てトライを狙おうと気持ちを改め、後半に臨む。後半3分、FL二木翔太郎(4年・立教新座)がジャッカルを成功させ、敵陣ゴール前ラインアウトのチャンスを得る。FWが慎重にアタックし続け、最後はFL二木がトライ。角度のあるキックをFB天羽が決め、スコアを13-15とする。13分、NO.8仙臺が2回目のジャッカルやWTB相田快晴(4年・立教新座)のステップでゲインするも、度重なるペナルティにより2トライを献上し、13-25と得点を離される。何とか追加点を狙いたい立教は自陣ゴール手前まで攻められるも、ゴールラインドロップアウトでピンチを切り抜ける。21分、CTB佐藤が相手のミスに素早く反応し、60mを快走しインゴールに飛び込みトライ。引き続きコンバージョンキックも成功、スコアを20-25とする。しかしその後は、細かいミスが続き25-42と離される。このままでは終われない立教は、筑波のペナルティから敵陣22m付近マイボールラインアウトの権利を得る。35分、SH斉藤空来(2年・國學院久我山)のパスさばきでテンポを上げ敵陣に攻め込む。そして、大学デビュー戦となるWTB天羽究平(1年・桐蔭学園)がゲインしようとしたところ、筑波の危険なプレーにより数的有利な状況となる。48分、この状況をチャンスに変えたい立教は、敵陣ゴール前マイボールスクラムからSH斉藤が自ら持ち出しグランディング。スコアを25-42とし、ノーサイドの笛が鳴った。
今回の試合では、ジャッカルや粘り強いタックルなど、多くの場面でディフェンスの良さが光る試合となった。しかし、秋シーズンの関東大学対抗戦筑波大学戦には必ず勝利を挙げたい。そのため、見つかった課題を修正し次戦の法政大学戦に臨む。
文章:立教大学体育会ラグビー部