Result
<練習試合>
2023.07.16 Sun. 12:00K.O.
立教大学
95
36 - 0
59 - 5
5
東北大学
試合レポート
7月16日(日)
<練習試合>東北大学戦
春シーズン最後の試合は、東北大学である。立っているだけでも汗が噴き出るほどの猛暑の中、立教の代表15人がグラウンドに並んだ。春シーズンを有終の美で飾るべく心を一つに挑んだ試合は、東北大学のキックオフから始まった。
前半開始早々、SH川畑俊介(3年・流通経済大柏)のキックチャージからターンオーバーに成功すると、SH川畑→FB相田快晴(4年・立教新座)→CTB髙木大地(4年・立教新座)とグラウンド左へテンポ良くパスを繋ぎ、そのままCTB髙木がトライ。5-0と幸先の良いスタートを切る。8分、PR大倉永登(1年・函館ラ・サール)が華麗なオフロードパスでボールを繋ぐと、SH川畑→SO斉藤空来(2年・國學院久我山)→FB相田とグラウンド左に大きくパスを展開する。最後は、WTB青田遼生(2年・学芸大学附属国際)がトライを決めた。13分、HO二木翔太郎(4年・立教新座)が複数の相手ディフェンスを押し退けながらグラウンド中央を約30m前進すると、LO白石和輝(2年・國學院栃木)にオフロードパス、FL有山輝(1年・所沢北)が相手ディフェンスをハンドオフしながら力走し、そのままゴールライン中央にトライした。連続でのトライとなり、24-0となる。17分、立教のオフサイドから22m/ゴールラインでの相手ボールラインアウトのチャンスを与えてしまう。その後もペナルティを重ね苦しい時間が続くも、FL有山のディフェンスが光りピンチを脱する。CTB安食龍之介(3年・城西大川越)のナイスキャリーなど好プレーでその後も着実に得点を重ねる。35分、NO.8田中太陽(4年・立教新座)が相手ディフェンスをすり抜け、グラウンド中央へ走り込むとFL有山にオフロードパス、FL有山が50mの激走でトライラインを割った。CTB髙木のゴールキックも難なく成功し、36-0と得点を突き離し、終始立教ペースの攻撃を続けたまま前半が終了した。
積極的なアタックを継続し、ディフェンス精度を上げようと全員で意思統一し迎えた後半戦。後半2分・4分とグラウンドを左右に大きく使った攻撃で立て続けにトライを奪い、50-0と点差を大きく広げる。6分、NO.8田中がグラウンド中央をラインブレイクしビックゲインを見せると、HO三邊晃太郎(3年・静岡聖光学院)→CTB江田優太(3年・川越東)とグラウンド右にパスを展開、パスを受け取ったSO斉藤が相手ディフェンスのギャップを付きトライ。ゴールも成功し、57-0とする。13分、グラウンド左中間での相手ボールスクラムをFW陣の安定した固い姿勢で圧倒すると、敵陣22mラインラインアウトのチャンスを得る。まとまったモールを形成し前進すると、HO三邊がそのままトライ。その後も16分・22 分・26分とトライを量産し、81-0と立教は試合の主導権を完全に握った。28分、コラプシングを取られ自陣へボールを運ばれるも、ひたむきにディフェンスを続け相手のペナルティを誘発しマイボールとする。自陣22m/10mから距離のある長いパスを正確に繋ぎ一気に敵陣へ攻め込むと、FL船山駿(4年・立教新座)→LO白石→FL船山とパスを回し、最後はPR篠原優太(4年・水城)がゴールライン中央に飛び込んだ。36分、ハイパントキックのキャッチミスから、ゴール前ラインアウトのチャンスを与えてしまう。必死にディフェンスするもトライを献上し、88-5とする。しかし、最後まで集中力を切らすことなく走り続け40分、CTB江田→HO三邊→SO斉藤→NO.8田中と左右にパスを大きく回し相手ディフェンスを翻弄する。パナルティを誘発すると、WTB有賀貫人(1年・幕張総合)のタップキックからCTB江田にボールが渡りそのままトライ。95-5と力の差を見せつけたところでノーサイドの笛が鳴った。
80分間を通じて、果敢なアタックとひたむきなディフェンスが見られた試合となった。猛暑の中、心身共に苦しい時間にも顔を上げ勇敢にプレーしていた選手の姿は、春シーズンに積み上げてきた練習の成果とも言えるだろう。2ヶ月後に開幕する関東大学対抗戦に向け、この夏はチームとしての確固たる基盤を形成していきたい。
文章:立教大学体育会ラグビー部