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Result

<関東大学対抗戦>

2023.09.17 Sun. 12:30K.O.

 立教大学 

21

0 - 6

21 - 22

28

 慶應義塾大学 

0917.png

スタジアム情報

アースケア敷島サッカー・ラグビー場

〒371-0036 群馬県前橋市敷島町66

​試合レポート

9月17日(日)

​<関東大学対抗戦>慶應義塾大学戦

 

 関東大学対抗戦第2節の相手は、春季大会で零封負けを喫した慶應義塾大学である。北川組始動時からターゲットゲームとしていた今試合、勝利し「大学選手権出場」への足掛かりとすることが出来るのか。前橋に集まった多くの観客の声援を背に、立教のキックオフで試合が始まった。

 

 前半開始早々、HO三村真嶺(3年・東海大大阪仰星)が力強いランでゲインしPR八代デビット太郎(3年・京都成章)にオフロードパスをするが、惜しくもノックオンとなる。4分、グラウンド左中央でのスクラムで慶應を圧倒しアドバンテージを獲得すると、立教は果敢に敵陣へと攻め込む。慶應のペナルティを誘いトライライン目前までボールを運ぶも、痛恨のノットリリースザボール、絶好のチャンスを逃した。14分、慶應のキックから自陣に一気に攻め込まれるも、FL羽間圭司(4年・東海大大阪仰星)とCTB佐藤侃太朗(2年・國學院久我山)のダブルタックルが慶應ディフェンスに突き刺さりノックオンを誘発。勇敢なプレーでピンチを脱した。17分、CTB佐藤のキックチャージでマイボールスクラムの権利を得ると、またもや慶應フォワードを圧倒し力を見せつけた。このまま勢いに乗りたい立教だったが、慶應の粘り強い守備に攻めあぐねる。一進一退の攻防の中、FL羽間のジャッカルやWTB大畑咲太(1年・東海大大阪仰星)の相手を翻弄するランやキックで何とか突破口を見つけたい立教だったが、ペナルティを重ね0-6と立て続けにショットを決められてしまう。前半終了間際、SH北川時来(4年・國學院久我山)が慶應ディフェンスを跳ね除けながらゲインするも、得点には繋がらず0-6のまま前半を終えた。

 

 立教が主導権を握る時間帯も多くあった前半戦。巡ってくるチャンスをものにし必ず勝利を収めようと誓い合い後半戦が始まった。

 

 後半2分、ハーフライン/22mライン中央でのスクラムでアドバンテージを得ると、BK陣がグラウンド左にパスを展開する。キックパスを試みたものの、上手くパスが繋がらない。スクラム地点まで戻り再び攻撃を再開すると、SO中優人(3年・桐蔭学園)のナイスキックでエリアを大きく回復する。22/10mライン左でのマイボールラインアウトのチャンスを得ると、細かなパスを繋ぎじわじわと攻め続ける。そして、トライライン目前でのラインアウトを再び獲得すると、パスを受け取ったSH北川が5名の慶應ディフェンスをなぎ倒しそのままトライラインに飛び込んだ。FB天羽秀太(4年・桐蔭学園)のゴールも成功し、7-6と逆転に成功した。点差を離したい立教は、CTB佐藤の2度目となるキックチャージや LO日野幹太(2年・立教新座)のナイスタックルなど好プレーを続ける。そして、スクラムの組み直しが何度も行われる中、集中力を切らさなかった立教は19分、優位なスクラムを組み続け慶應が数的不利に陥った隙を狙い、NO.8仙臺蔵三郎(2年・立教新座)がスクラムからボールを持ち出し中央にトライ、14-6とした。勢いに乗った立教は21分、慶應の甘いパス回しに反応したSH伊藤光希(3年・桐蔭学園)がインターセプトし、誰も寄せ付けない圧巻の走りで自陣22mラインからトライラインまで一気に駆け抜けトライ、21-6と点差を広げた。このまま立教ペースで試合が展開されると思われたが27分、立教のペナルティから慶應にトライを献上してしまう。慶應の勢いを止めようと立教も必死にディフェンスを行うが、またもやトライを奪われ21-18と点差が縮み始める。なんとか守り抜きたい立教はその後も攻めの姿勢を続けるが、ペナルティキックを与えてしまい、21-21と同点に追いつかれてしまう。そしてその後は、ペナルティから慶應ボールの時間が多くなりモールトライを献上。100分を超える死闘の末、21-28でノーサイドの笛が鳴った。

 

 強豪・慶應相手に最大15点のリードを誇ったものの、慶應の伝統校らしいアグレッシブな攻守に逆転負けを喫した。悲願の勝利がすぐそこまで迫っていた中での敗戦は、言葉にならないほど悔しいものであった。しかし、目標である「大学選手権出場」への戦いは終わっていない。チーム全員で前を向きひたむきに練習を重ね、この敗戦は無駄ではなかったと大学選手権の舞台で必ず証明してみせる。

​文章:立教大学体育会ラグビー部

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