Result
<練習試合>
2024.3.24 Sun. 20分×3本 11:00K.O.
立教大学
52
12 - 5
7 - 0
33 - 0
5
白鴎大学
試合レポート
3月24日(日)
〈練習試合〉白鴎大学戦
この白鴎大学戦は、チーム伊藤初の対外試合である。昨年12月のシーズン終了後からの約3カ月間、各々の弱点克服や新チームのチーム力向上に努めてきた。良いスタートを切るためにも、この試合は勝たなければならない。そう意気込み、立教のキックオフで試合が始まった。
1本目開始5分、敵陣ゴール前マイボール右ラインアウトから、SH伊藤光希(3年・桐蔭学園)が持ち前のスピード感のあるパス捌きで着々と敵陣にプレーを進めていく。ラックからSH伊藤が持ち出したボールをCTB佐藤侃太朗(2年・國學院久我山)が受け、フィジカルを活かして相手のディフェンスを突破する。更にSH伊藤→PR八代デビット太郎(4年・京都成章)とボールが繋がり、先制トライを挙げる。得点を7-0とする。8分、敵陣22mマイボール右ラインアウトからアドバンテージを得て、勢いのあるモールでHO進藤大(2年・秋田)が押し込みトライ。得点を12-0とする。開始早々好プレーが続き、無失点に抑えたい立教だが、12分、自陣22mライン相手ボール左ラインアウトからモールを形成すると、ディフェンスの隙を突かれトライを許してしまう。20分、ハーフラインマイボール左ラインアウトから、ハーフ団を中心に外にパスを展開すると、SO安食龍之介(3年・城西大川越)が相手のディフェンスを交わし、敵陣22mラインまでビックゲインする。SO安食からのオフロードパスを、バックス陣を中心に繋ぎ、グラウンド外に出そうになったボールをNO.8仙臺蔵三郎(3年・立教新座)がライン内にボールを押し戻すなどのナイスプレーも目立った。しかし、その後得点の機会を得ることが出来ず、得点12-5で1本目が終了した。
2本目開始9分、敵陣22mラインマイボール右ラインアウトからモールを形成すると、息の揃ったパス回しでアタックラインを形成し、前進する。SH有賀貫人(1年・幕張)がラックからボールを持ち出し、そのまま自らトライ。得点を19-5とする。ハーフライン左ラインアウトから、PR大上翔(2年・京都成章)→HO三村真嶺(3年・東海大大阪仰星)とパスを繋ぎ、HO三村が敵のタックルを受けながらも、負けじと突き進む。12分、敵陣22mライン付近で、相手のミスボールに反応したWTB安藤優正(1年・小山台)が立て直すとSH伊藤→SO中優人(3年・桐蔭学園)→CTB江田優太(3年・川越東)と繋がり、CTB江田が華麗なステップで相手を交わしながら敵陣を目指す。ハーフ団からCTB佐藤侃太朗(2年・國學院久我山)がボールを受けると、相手を撒く快速独走で自陣から敵陣中央までビックゲイン。見事に大きく巻き返す。2本目終了間際、SO中のキックパスをWTB安藤が追いかけるも、オーバーボールとなり得点に繋げることが出来ず、得点19-5で2本目が終了した。
立教のキックオフで始まった3本目は、相手に得点を許さずに立教主導のゲームを展開したいところだ。開始早々、相手のロングキックを自陣ハーフライン付近でキャッチしたSH有賀からWTB青田遼生(2年・東京学芸大付附属国際)がボールを受けると、相手のディフェンスをもろともせず、独走トライを決める。中のゴール成功により得点を26-5とする。2分、WTB青田が自陣22mライン付近から敵陣に向けてロングキックを蹴り、敵陣に大きく侵攻していく。更に、相手の蹴り返しをWTB青田が自らチャージしインターセプトに成功する。立教主導のゲーム展開により、チームの士気が高まる。4分、敵陣22mライン相手ボール右スクラムで相手が持ち出したボールをキックしたところを、FL練習生が見事にチャージし、素早く反応したCTB江田がボールを持ちトライ。5分、CTB江田→WTB長島朔良(1年・立教新座)へとパスが繋がり、WTB長島がキックでボールを進めながら、最後に自らボールを持ちゴールラインに飛び込んだ。更に9分、HO三村が力強いタックルで相手のディフェンスを突破すると、FL石川洋志郎(2年・東京)→LO白石和輝(2年・國學院栃木)へとボールが繋がり、そのままトライ。ここまで3連続で得点し、45-5とする。立て続けにトライを取りに行く立教の貪欲さは止まらない。試合終了間際、敵陣22mマイボール中央ラインアウトからモールを形成し、ゴール手前まで進んでいく。FL石川やCTB江田の強靭なアタックによりマイボールを死守し、最後はHO三村からアシストを受けたWTB青田が、今試合2本目のトライを挙げた。SO中のゴールも確実に成功し、得点52-5で試合終了のホイッスルが鳴った。
伊藤組の初戦は、出だし好調に終わった。しかし、その中でもチームとして見つかった課題を、来週の東京大学戦までに修正し、4月から開幕する春季大会に向け、更に成長していきたい。
文章:立教大学体育会ラグビー部