Result
<第77回定期戦>
2024.06.02 Sun. 11:30K.O.
立教大学
26
7 - 26
19 - 33
59
同志社大学
試合レポート
6月2日(日)
<第77回定期戦>同志社大学戦
伝統ある同志社大学との77回目の定期戦は、ホームグラウンドから遠く離れた京都での開催となった。前日、監督の「絶対勝とう」という強い言葉のもとに、チーム一丸となって勝利を目指した。試合開始直前に突然の大雨に見舞われ、15分遅れで同志社のキックオフにより試合が始まった。
前半3分、自陣22m付近で相手のキックパスのミスによりWTB村上有志(1年・東福岡)がボールを取り、そのままゴールまで独走し、先制トライを決める。CTB佐藤侃太朗(3年・國學院久我山)がゴールを決め、7-0と幸先の良いスタートを切る。良い流れを掴むと、FWを中心に力強いアタックで敵陣を攻めるも、立教のミスにより逆転を許す。16分、敵陣22mでのマイボールラインアウトからモールを形成し、パスを受けたCTB佐藤が敵陣ゴールライン付近までゲインする。敵陣ゴールライン付近でマイボールスクラムを選択した立教は、何度も相手のペナルティを誘発し、スクラムでじりじり攻め込んでいくものの、最後は立教のペナルティにより得点のチャンスを逃してしまう。30分、WTB長島朔良(2年・立教新座)からCTB天羽究平(2年・桐蔭学園)にパスを繋げると、CTB天羽が持ち前の快速な走りを活かし大きくゲインするなど果敢に敵陣へ攻め続けた。36分、HO三村真嶺(4年・東海大大阪仰星)が相手のタックルを受けながらも、一生懸命に敵陣へと突き進める。しかし、チャンスを得点に繋げることができず、7-26で前半が終了した。
得点のチャンスは何度か訪れたが、ミスにより中々トライに繋げることができず、前半は厳しい展開となった。選手たちは気持ちを一つにし、「入りを意識しよう」と、熱い気持ちで後半に臨む。
後半は立教大学のキックオフで始まった。開始早々、SH川畑俊介(4年・流通経済大柏)が素早くパスを回し、FL角田龍勇(3年・Hamilton Boys')→LO島﨑太志(3年・桐蔭学園)へとボールを繋ぎ、相手のペナルティを誘発すると得点のチャンスが訪れる。後半3分、敵陣5mでのマイボールラインアウトからモールを形成し、そのまま押し込み、HO三村がトライを決める。12分、FB大畑咲太(2年・東海大大阪仰星)の巧みなキックで敵の陣地に攻め込み、PR八代デビット太郎(4年・京都成章)が相手のディフェンスを上手に交わしながらトライラインに飛び込んだ。21-33と点差を縮めていく。33分、敵陣10m付近での相手ボールのスクラムでペナルティを誘い、CTB須川遼平(4年・桜美林)→NO.8前田純也(1年・東海大大阪仰星)にロングパスが繋がる。パスを受けたNO.8前田が力強いハンドオフで相手のディフェンスを倒し、最後はCTB佐藤のキックパスに反応したWTB村上がボールをキャッチし、ゴールに飛び込んだ。得点を26-47とする。37分、HO進藤大(3年・秋田)の強いフィジカルを活かしたタックルで攻め込む。さらにSH伊藤光希(4年・桐蔭学園)を中心にBKが丁寧にパスを繋ぎ、敵陣5m付近まで陣地を進める。しかし立教のミスが続き、相手にチャンスを奪われ苦しい時間が続く。40分、FB江田優太(4年・川越東)、NO.8前田のタックルにより陣地を回復させながらゴールラインを目指す。敵陣5mでのマイボールラインアウトによりテンポよく攻め込むもゴールライン直前での立教のペナルティにより、ノーサイドの笛が鳴った。
タックルなどディフェンス面から選手たちの勢いが感じられる場面が多くあったものの、一瞬の隙をつかれて得点を奪われてしまうことがあった。同志社大学から得た修正点を、来週に控える國學院大学戦に向けて改善していきたい。
文章:立教大学体育会ラグビー部