Result
<ジュニア選手権大会>
2024.09.08 Sun. 15:00K.O.
立教大学
53
17 - 14
36 - 0
14
白鴎大学
試合レポート
2024年9月8日(日)
<ジュニア選手権大会>白鴎大学戦
いよいよ秋シーズンが開幕した。ジュニア選手権大会での昇格を目標に掲げる立教。最
初に倒すべき相手は白鴎大学だ。15人の戦士たちが闘志を燃やしフィールドに向かう。
立教のキックオフで前半が開始した。1分、FL森本爽太(1年・茗渓学園)、HO進藤大
(3年・秋田)の力強いタックルが光り、硬いディフェンスで自陣を守る立教。敵陣ハー
フライン付近立教ボールラインアウトからフェーズを重ねながら敵陣に進んで行くもノッ
トリリースザボールとなり、白鴎ボールとなる。3分、自陣10m白鴎ボールラインアウト
から外のスペースにボールを運ばれ、先制トライを取られてしまう。良い流れを取り戻し
たい立教は、11分、自陣22m内白鴎ボールスクラムでプレッシャーを与える。スクラムか
ら相手が持ち出したボールがミスボールとなったところをCTB靍田敢大(1年・立教新座
)が拾い上げ、60mのビックゲイン。14分、ハーフライン付近でBKを中心にフェーズを重
ね、最後はCTB靍田が抜け出てトライを奪取する。FB長島朔良(2年・立教新座)のコン
バージョンゴールも決まり、得点を7-7とする。20分、敵陣22m付近立教ボールの力強い
スクラムで押し続け、約5m前進。NO.8前田純也(1年・東海大大阪仰星)のキャリーで更
にトライラインに近づきフェーズを重ね、最後はFL三邊晃太郎(4年・静岡聖光学院)が
トライを決めた。得点を12-7とする。25分、自陣まで攻め込まれるも粘り強いディフェン
スを続ける。26分、敵陣ハーフライン付近立教ボールラインアウトからボールを左に展開
し、SO福井柊哉(1年・桐蔭学園)が裏にキックキャリーし敵陣まで攻め込むと、最後は
HO進藤がボールを持ちトライ。得点を17-7とする。その後も敵陣でのプレーが続くも、チャンスを活かしきれない。前半終了間際に白鴎にトライを許し、得点17-14で前半が終了した。
大粒の雨が降り注ぐ厳しい環境だったが、勝つために練習で準備してきたことを出し切
ろう、と後半に向けて気を引き締め直した。入りから気合いを入れて円陣を組み、フィー
ルドに向かう。
後半開始早々、PR大上翔(3年・京都成章)やHO進藤が力強いキャリーを見せるも、相
手のキックによりすぐに自陣に引き戻されてしまう。2分、白鴎ボールラインアウトでは
、FL三邊の相手を押し返すタックルを筆頭に白鴎の攻撃を阻む。4分、白鴎のハイパント
キックをWTB林田和真(1年・長野)がキャッチするとWTB渋谷豪(1年・立教新座
)→FB長島へ繋ぎ、敵陣目掛けて攻めていく立教。そしてSH斉藤空来(3年・國
學院久我山)→PR坂本裕樹(2年・立教新座)のキャリーで更に前に出る。ラックから
FWのピック&ゴーでフェーズを重ねると、最後はボールを受けたFL三邊がトライ。後半の先制点は立教が取り、得点を22-14とする。13分、SO福井が敵陣22m付近にタッチキックを決め、得点のチャンスを手繰り寄せる立教。14分、立教ボールトライライン前スクラムでNO.8前田がボールを持ち出し最後はLO中山英琥(1年・東福岡)がトライ。得点を29-
14とする。キックオフからNO.8前田がボールを獲得し相手のタックルを振り切る激しさで
突き進む。SH斉藤→PR大上と繋がり、LO渡辺、HO進藤のサポートで白鴎のディフェンス
ラインを圧倒する。BKラインのスピード感のあるパス回しで白鴎を翻弄し、CTB白井のキ
ックにより敵陣22m付近まで進む。9分、自陣トライライン付近で白鴎ボールのキックパ
スにより得点を取られそうになるも、HO進藤がビックチャージを見せ、食い止める。そ
の後両者譲らない戦いが続き、雨が降り注ぐ中苦しい時間が続いた。ここで先に動いたの
は立教だった。26分、敵陣22m付近白鴎ボールスクラムで、こぼれ球をSH斉藤が奪取する
とSO福井→CTB靍田へと繋ぐ。相手のタックルにより一時ボールが離れてしまうも、また
もやSH斉藤の好判断でバックフリップし、すかさず反応したFB長島が相手を引きずりな
がらもトライラインに走り込んだ。得点を34-14とする。ここまで集中力を切らさず堅実
かつ思い切りのあるプレーを続けてきた立教。最後まで着実に得点を重ねるため、SH斉藤
やFL三邊のビッグタックルなど泥臭いプレーに火が付く。WTB林田がキックカウンターで
3人を交わしてゲイン。31分、NO.8前田が白鴎のキックを見事にチャージし、そのままボ
ールを持ち出すと、SH斉藤→CTB小脇煌太(1年・茗溪学園)とパスが繋がり、そのまま
トライ。得点を41-14とする。その後も、キックオフからNO.8前田純也が約80mのビック
ゲインを見せる。34分、敵陣22m内立教ボールラインアウトからフェーズを重ね、アドバ
ンテージを立教に見るとSO福井のキックによって、ゴール前ラインアウトの権利を獲得す
る。FWの息の揃った力強いモールからピック&ゴーでNO.8前田がトライラインに抜け出てトライ。SO福井のキックも成功し、得点48-14とする。最後までやり切ろうと誓った通
り、残り少ない時間の中でもキックオフからHO西井悠眞(1年・立教新座)が力強いキャ
リーを見せるなど、強気のプレーが目立つ。試合終了間近、立教ボールゴールライン前ラ
インアウトではFWの力強いモールからHO西井がトライを決めた
。得点を53-14とし、試合終了のホイッスルが鳴った。
堅実なプレーで得点を重ねた立教が秋シーズン初戦を見事勝利で終えた。「ジュニア選
手権昇格」の目標に一歩近づいた選手たちは清々しい顔をしていた。一人一人が貪欲にプ
レーし、個人技も目立つ試合となったが、まだ課題は多い。徹底的に課題をつぶし、最終
戦まで更に成長していきたい。
文章:立教大学体育会ラグビー部