Result
<練習試合>
2024.11.24 Sun. 12:00K.O.
立教大学C
0
0 - 36
0 - 40
76
早稲田大学
試合レポート
11月24日(日)
<練習試合>早稲田大学C戦
先日のジュニア選手権大会にて、カテゴリー4優勝を収め、勢いに乗る立教大学。秋季シーズン2戦目となる練習試合の対戦相手は、関東大学対抗戦1部で首位争いを繰り広げる早稲田大学。スターティングメンバー15人は、緊張と高揚感を胸に、上井草グラウンドに立った。
前半は早稲田のキックオフで始まった。開始早々、自陣22m付近マイボール右スクラムからSH白井大督(2年・Hamilton Boys’)がボールを持ち出すと、WTB天羽究平(2年・桐蔭学園)が華麗なステップで相手をかわしながら前進し、PR有山輝(2年・所沢北)がボールを受け取るとさらに前進する。しかし、自陣22m付近マイボール右ラインアウトで早稲田ボールとなり、ディフェンスに転じる。3分、LO吉田健十(2年・報徳学園)が早稲田の隙を突きボールを奪ってマイボールとするも、再び早稲田ボールとなり苦しい展開を迎える。直後、WTB有賀貫人(2年・幕張総合)のナイスタックルで早稲田の勢いを止めると、自陣22m付近マイボール右ラインアウトから出たボールにSO福井柊哉(1年・桐蔭学園)が素早く反応し、早稲田ディフェンスを突破するも得点には繋がらず。7分、早稲田のノックオンを誘発した立教は、その勢いのままCTB小脇煌太(1年・茗溪学園)からFB長島朔良(2年・立教新座)へとパスを繋ぎ大きく前進する。しかし早稲田ディフェンスのプレッシャーによりノックオンを誘われると、自陣22m付近早稲田ボール右スクラムから先制トライを許し、0-7となる。10分、ハーフライン早稲田ボールセンタースクラムでも再びディフェンスの隙を突かれ、トライを許し0-14となる。16分、左右に展開しながら前進する早稲田に対し、CTB小脇が隙を突いてインターセプトを決めマイボールとするも、ノットリリースザボールとなり再び早稲田ボールとなる。クイックスタートで再開した早稲田はそのままトライし0-21とされる。20分、ハーフライン付近マイボール左ラインアウトから展開した立教は、SO福井のハイパントにより早稲田のオブストラクションを誘発。その勢いのまま敵陣ゴール前マイボール右ラインアウトの機会を得た立教は、モールを形成して前進するも早稲田のプレッシャーによりノックオンを誘われ、トライチャンスを活かせず。しかし直後、ボールを持って飛び出した早稲田に対しSO福井がナイスタックルを決め、早稲田の勢いを止めて再びマイボールとする。しかし、その後ノットロールアウェイをとられ、早稲田ボールとしてしまいトライを献上し0-26とする。立教はその後27分、敵陣22m付近マイボールセンタースクラムの機会を得ると、SH白井がスクラムからボールを持ちだし、敵陣ゴール前まで一気に前進。FWとBKの巧みな連携プレーにより粘り強く19フェーズを重ねてトライを目指すも、ノットリリースザボールによりトライには繋げることができなかった。35分、早稲田にトライを許し0-31とした立教。その後再び早稲田が勢いづく場面を迎えるも、FL森本爽太(1年・茗溪学園)、HO西井悠眞(1年・立教新座)、CTB靍田敢大(1年・立教新座)のナイスタックルでその勢いを止める。早稲田のシーリングを誘って迎えた自陣22m左マイボールラインアウトでは、ターンオーバーされ早稲田ボールとなるも、FB長島、CTB靍田、NO.8三邊晃太郎(4年・静岡聖光学院)のナイスタックルが早稲田に刺さり、前進を阻む。しかし42分、自陣ゴール前早稲田ボール左ラインアウトでモールを形成されトライを許す。0-36で前半終了のホイッスルが鳴った。
ハーフタイム、FWはアタックとブレイクダウンのスピード、BKはコミュニケーションを強化しアタックやディフェンスの構成面で連携をとることを後半の課題として挙げ、セットプレーおよびセットアップの素早さと正確さを全体の改善点とする話し合いをした立教。後半では、チャレンジャーとして勇敢でひたむきなプレーを継続することを目指す。
後半は立教のキックオフで始まった。開始早々、早稲田にトライを献上してしまい0-43となる。ハーフライン付近マイボール右ラインアウトでは、LO岩崎清吾(1年・立教新座)がボールを持つと、力強く前進し早稲田ディフェンスの突破を図る。その後早稲田ボールとなるも立教の粘り強いディフェンスにより早稲田のノックオンを誘発。5分、ハーフライン付近マイボール左スクラムから出たボールをWTB渋谷豪(1年・立教新座)が華麗なステップで前進させ、パスを受けたLO吉田がさらに前進させるもターンオーバーされ早稲田ボールとなる。11分、自陣22mマイボール左スクラムでは早稲田に押される展開となるも、FB長島がジャッカルを成功させマイボールとなり、ゴール前の危機を脱する。しかし、再び早稲田ボールとなりトライを許す。その後も苦しい時間帯が続き、得点を0-55とした立教。21分、自陣ゴール前早稲田ボール右ラインアウトでモールを形成した早稲田に前進される立教だが、FWの粘り強いディフェンスと連係プレーが早稲田のノックオンを誘い、ピンチを脱する。その後も、早稲田にプレッシャーをかけノックオンを誘発したり、インターセプトを図ったり好プレーを続けた立教だが、早稲田の素早いパス回しによりディフェンスの隙を突かれてトライを献上し、得点0-76となる。40分、敵陣10m付近マイボール左ラインアウトでは早稲田にターンオーバーを許すも、HO井手一登(1年・大分上野丘)のナイスタックルで危機を脱す。42分、敵陣10mマイボールセンタースクラムでボールを展開した立教はWTB渋谷からLO吉川柊佑(1年・國學院久我山)が力強く前進する。後半終了間際、幾度かチャンスメイクをした立教であったがトライには繋がらず、ノーサイドのホイッスルが鳴った。
個々人が掴んだチャンスを活かせるよう練習を重ねよりスキルアップを図るとともに、不利な状況こそ自分たちのラグビーに立ち返り皆の連携を強化していくことが今後の課題として挙がった早稲田大学戦。この試合で学んだものを練習に活かし、次の関東大学対抗戦・青山学院大学戦に備えたい。
文章:立教大学体育会ラグビー部