Result
<練習試合>
2025.05.11 Sun. 12:40K.O.
立教大学
40
33
武蔵大学
33 - 12
7 - 21

試合レポート
5月11日(日)
<練習試合>武蔵大学戦
関東大学春季大会の残り3試合を控え、武蔵大学との練習試合に臨んだ。修正すべき課題を整理し、弾みをつけるための大事な一戦。果たしてチームは勝利を手にし、次なる公式戦に勢いをつけられるのか。試合の行方に注目が集まった。
武蔵大学のキックオフ。前半1分、自陣22mでWTB林田和真(2年・長野)が低く鋭いタックルで相手の前進を食い止め、アタックのテンポをわずかに崩す。その結果、ボールがこぼれ、ノックフォワードを誘発した。両チームがハーフライン付近で主導権を争う時間帯が続いたが、9分、敵陣10mでの相手ボールスクラムからの展開で大きなラインブレイクを許す。突破を止めきれず、そのまま先制トライを献上。スコアは0-7となる。16分、敵陣10m付近のラインアウトから展開を試みた立教だったが、相手にボールを奪われ、攻守が逆転。そのままトライを許し0-12となる。22分、敵陣22m付近での立教ボールスクラムからフェーズを重ね、相手の守備の一瞬の隙を突いたSH藤倉将太朗(2年・専修大松戸)が、迷いなくトライラインに滑り込み、5-12となる。28分、敵陣22mでの立教ボールスクラムからNO.8古田学央(1年・東福岡)からSH藤倉→CTB白井大督(3年・Hamilton Boys')→CTB靍田敢大(2年・立教新座)にパスがつながりトライ。12-12となる。続く32分、敵陣22mからの立教ボールラインアウトからフェーズを重ね、LO吉川柊佑(2年・國學院久我山)が相手にタックルされながらもトライ。19-12となり逆転。38分、敵陣22mでの相手ボールラインアウトからHO稲田光胤(1年・立教新座)が相手のこぼれ球をキャッチ。FL森本爽太(2年・茗溪学園)が勢いよくトライラインに飛び込み26-12となる。40分、敵陣10m付近での相手のアタックに対し、FL森本が鋭く絡んでボールキャリアを引き離し、CTB白井がこぼれ球に素早く反応してボールを奪う。そのまま素早く外へ展開し、WTB林田が右隅にトライを決め、33-12で前半を折り返す。
後半5分、自陣22mでの相手ボールラインアウトから相手にテンポよくボールを展開され、トライを許し、33-19となる。小さなミスや反則が積み重なり、相手の攻撃が継続され、立教にとっては我慢の時間帯が続く。23分、自陣22mでの相手ボールラインアウトからの攻撃でトライを献上しさらに7点の追加点を許し、33-26となる。27分、敵陣10mでCTB森謙心(2年・立教新座)が巧みにステップを踏み、タックルを受けながらも前進を止めず、アタックラインを押し上げる力強いプレーが光る。34分、自陣のトライライン付近での相手ボールスクラムから、立教のディフェンスは何度もタックルを試みたものの、隙を突かれて突破を許し、トライを奪われる。これでスコアは振り出しに戻り、同点の33-33となる。
試合残り時間わずか、どちらが先にトライを奪うかという緊迫した展開の中、38分、敵陣10m付近の立教ボールのラインアウトから着実にフェーズを重ね、アタックラインを押し上げる。最後はCTB森がタックルを受けながらもFB長島朔良(3年・立教新座)につなぎ、渾身のトライ。スコアは40−33と再び立教がリードを奪った。試合終了まで残り約1分。逆転を狙う相手がアタックを仕掛ける中、立教の粘り強いディフェンスが機能し、相手にノックフォワードを誘発。タイムアップの笛とともに、40−33で試合を締めくくった。
この試合を制したことで、チームは確かな手応えをつかみ、課題の修正が実を結びつつあることを証明した。関東大学春季大会残り3試合、勢いをそのまま公式戦にぶつけ、さらなる飛躍を誓う。
文章:立教大学体育会ラグビー部
