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Result

<第78回定期戦>

2025.06.29 Sun. 11:30K.O. 

 立教大学 

28

 7 - 14

 21 - 26

​40

​同志社大学

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スタジアム情報

@同志社大学京田辺キャンパスラグビー場

〒610-0321 京都府京田辺市多々羅都谷1-3

​試合レポート

6月29日(日)

​<定期戦>同志社大学戦

 今年で第78回を迎える伝統ある同志社大学戦。長い歴史の中で数々の名勝負が繰り広げられてきたこの一戦は、立教にとっても特別な意味を持つ定期戦である。春の締めくくりにふさわしいこの一戦に、チームの想いは一つ、「絶対に勝つ」。その強い決意とともに、選手たちはキックオフの瞬間を迎えた。

 立教大学のキックオフ。前半4分、敵陣10mで立教がペナルティを取られ、相手のピックアンドゴーからトライを許してしまい、スコアは0−7と立ち上がりにリードを許す。しかし8分、ハーフラインでの相手ボールスクラムでペナルティを獲得し、敵陣22mでの立教ボールのラインアウトから攻撃を展開。パスを繋ぎ、FL日野幹太(4年・立教新座)からFB大畑咲太(3年・東海大大阪仰星)へとボールが渡ると、FB大畑は相手のタックルを力強く振りほどきながらトライラインに飛び込み、スコアは7−7の同点に追いつく。10分、自陣22mでの立教ボールスクラムから再びペナルティを獲得し、攻撃権を得る。FB大畑からWTB村上有志(2年・東福岡)へパスがつながると、WTB村上は敵陣10mまで一気に前進。さらにWTB村上はキックパスを放ち、CTB向井悠統(1年・東海大大阪仰星)がキャッチしてトライを狙うが、惜しくもノックフォワード。得点には結びつかなかったものの、立教のアタックの連携とチャレンジングな姿勢が際立った場面となった。その後、立教は何度かトライのチャンスをつくるものの、フィニッシュまで持ち込むことができず、スコアは動かないまま時間が経過する。そして25分、自陣10m付近での相手ボールスクラムからディフェンスの隙を突かれ、ラインブレイクを許す。そのままトライを奪われ、スコアは7−14と再びリードを許す展開となる。その後も一進一退の攻防が続き、立教も粘り強いディフェンスで追加点を許さず、前半は7点ビハインドで折り返す。
 
 後半3分、敵陣22m付近での相手ボールラインアウトからモールを組まれ、そのまま押し込まれてトライを許す。スコアは7−21と点差が広がる。しかし7分、立教は敵陣10mでのラインアウトからバックスに展開。CTB佐藤侃太朗(4年・國學院久我山)→CTB向井→FB大畑→SH斉藤空来(4年・國學院久我山)へとオフロードパスが繋がり、SH斉藤がそのままトライを奪取。スコアは14−21と再び1トライ差に詰め寄った。9分、自陣22mで相手のアタックを粘り強く守るも、ディフェンスの隙を突かれ、トライを許す。スコアは14−28となる。12分、立教は敵陣22mで得たラインアウトからモールを形成し、力強く前進。モールが崩れた後も素早くボールを展開し、SH斉藤→SO鈴木大治郎(1年・流通経済大柏)→FB大畑へとパスがつながる。FB大畑はスペースを突いてそのままトライ。スコアは21−28と再び7点差となる。16分、自陣10mでの相手ボールスクラムからプレッシャーを受ける。立教は果敢なタックルで応戦するも、相手の勢いあるアタックを止め切れずトライを許し、スコアは21−35と2トライ差に広がった。これ以上点差を広げたくない立教だったが、23分、自陣22mで痛恨のペナルティを与えてしまう。相手は迷わずピックアンドゴーで再開し、そのまま立教ディフェンスの隙を突いてトライ。スコアは21−40とさらに点差が広がり、苦しい展開が続く。しかし、立教は最後まで諦めなかった。37分、敵陣10mでの立教ボールスクラムからSH有賀貫人(3年・幕張総合)→CTB向井→FB大畑へテンポよくパスがつながり、FB大畑がそのまま駆け抜けてトライを奪取。意地の一撃でスコアは28−40となり、そのまま試合終了。最後まで攻めの姿勢を崩さず、立教の粘り強さが光った一戦となった。
 
 勝利には届かなかったものの、春シーズンの集大成にふさわしい内容となり、これまで積み上げてきた成果を随所に発揮することができた一戦であった。しかし、チームとしてさらなる成長の余地も感じさせる試合でもあった。この悔しさと手応えを胸に、自分たちのスタイルを磨き上げ、夏の合宿でさらなる進化を遂げるべく、準備に全力を注ぐ。そして、秋に控える関東大学対抗戦へ向けて、部員全員が一つの目標に向かって再び走り出す。

文章:立教大学体育会ラグビー部

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