試合レポート
8月20日
<練習試合>大東文化大学戦
菅平合宿5日目の対戦相手は大東文化大学。合宿の折り返しを前に、必ず勝利を収めて良い流れをつかみたいという強い気持ちで試合に臨んだ。
立教大学のキックオフ。前半6分、敵陣22mで立教ボールラインアウトからモールを形成。フェーズを重ねてSH有賀貫人(3年・幕張総合)が相手の隙を突いてトライ。5-0と先制する。8分、自陣22mでの相手のアタックでラインブレイクを許し、そのままトライ。5-7となる。15分、敵陣22mで再びラインアウトのチャンスを得ると、フォワード陣の体を張ったプレーで最終的にLO白石和輝(4年・國學院栃木)がトライ。12-7となる。17分、自陣22mでの相手スクラムからラインブレイクを許し、トライを献上。12-14となる。さらに26分、自陣22mでの相手ボールラインアウトからディフェンスの隙を突かれてトライを許し、12-19となる。それでも28分、相手の蹴ったボールをハーフラインでキャッチしたFB大畑咲太(3年・東海大大阪仰星)が相手のディフェンスを巧みにかわし独走トライ。見事なステップに会場から大きな歓声が上がり、17-19となる。しかし34分、自陣22mでの立教ボールラインアウトからモールを組まれると、立教のデフェンスが崩れ、トライを許す。17-26で前半を折り返す。
後半2分、自陣22mで相手ボールラインアウトからモールを組まれ、そのまま押し込まれて7点の追加点を許し、17-33と差が開く。しかしここから立教の攻撃が加速する。5分、キックカウンターからフェーズを重ね、大畑にボールが回ると、再び得意のステップで相手のディフェンスの網を潜り抜けてトライ。さらに11分にはハーフラインでの相手のロングパスが通るのを阻止し、キャッチしたCTB佐藤侃太朗(4年・國學院久我山)がそのままトライ。さらに18分、敵陣22mでの立教ボールラインアウトからモールを形成。そこから着実にボールを繋ぎ、最終的にはLO中山英琥(2年・東福岡)がトライ。3本連続トライをした立教は38-33と逆転。この勢いのまま追加点を狙いたいところだったが21分、自陣22mでの立教ボールラインアウトでターンオーバーされたことが起点となり、相手にトライを献上。さらに22分には敵陣22mから自陣22mまでの独走を許し、果敢にタックルするも止めきれずトライを許し38-47となる。しかし立教はここで諦めない。25分、敵陣10mでのアタックからSO向井悠統(1年・東海大大阪仰星)からのオフロードパスを受けた大畑がラインブレイク。トライ直前で有賀にボールを託すと、そのまま有賀がトライラインに飛び込み、45-47と迫る。31分、敵陣22mでの立教ボールラインアウトからモールを形成し前進。パスを繋ぎ、最後はWTB渋谷豪(2年・立教新座)がトライ。52-47と逆転し、そのまま試合が終了した。
この勝利はチームにとって大きな意味を持ち、試合に出場した選手はもちろん、スタンドで見守る選手やスタッフからもガッツポーズが多く見られる試合となった。だが、ここで決して慢心することなく、対抗戦に向けて一歩ずつ着実に前進し、チーム全員で練習に励む。
文章:立教大学体育会ラグビー部







