試合レポート
9月13日(土)
<関東大学対抗戦>帝京大学戦
関東大学対抗戦が開幕。初戦の相手は過去3年連続で80点以上の得点を許した帝京大学。今年のスローガン「変わる、変える」を体現し、新たな立教を示せるのか。積み重ねてきたものを胸に、立教のスタイルで挑んだ。
帝京大学のキックオフ。前半2分、自陣22mでの相手ボールラインアウトから連続攻撃を受け、果敢に守るも突破され先制トライを許す。0-5となる。しかし8分、敵陣22mでの立教ボールラインアウトからモールを形成し前進。フェーズを重ねるもトライに届かず、ペナルティを獲得し再びチャンスを得る。攻め続ける中、SH有賀貫人(3年・幕張総合)からFB大畑咲太(3年・東海大大阪仰星)へパスが渡り、FB大畑がトライ手前まで前進。そのボールをSH有賀が繋ぎ、相手のディフェンスの隙を見て、トライ。15人全員で確実に繋いだ得点に、会場からも大きな歓声が上がった。CTB佐藤侃太朗(4年・國學院久我山)がコンバージョンゴールを成功させ7-5と逆転。しかし12分、自陣22mでターンオーバーを許し、そこから素早い攻撃を展開され、トライを許し7-12となる。16分、ハーフライン付近でSO向井悠統(1年・東海大大阪仰星)からパスを受けたFB大畑がラインブレイク。持ち味を存分に発揮したプレーが光る。27分、自陣10m付近での相手ボールラインアウトからラインブレイクを許し、トライを献上。7-19となる。さらに自陣22mでの相手ボールスクラムから再びディフェンスの隙を突かれてトライを許す。7-26となる。35分には敵陣22mからラインブレイクされ、巧みなキックを絡めた攻撃に対応できずトライを奪われ、7-31となる。40分、敵陣22m付近での立教ボールラインアウトのチャンスを得るも、ターンオーバーされ、得点に繋げられない。前半は7-31で折り返す。
後半4分、敵陣22m付近での立教ボールラインアウトからモールを形成。粘り強いアタックを継続し、相手の一瞬の隙を突いてNO.8中山英琥(2年・東福岡)がトライ。後半の先制トライを決めて14-31となる。しかし14分、自陣22mでの相手ボールラインアウトからモールを組まれ、守りきれずにトライを許し14-36となる。さらにそこから自陣22mで再び相手ボールラインアウトからモールを組まれ、パスを展開されてトライを奪われる展開が2本連続し、14-48まで差が開く。しかしここで諦めないのが立教のスタイル。31分には敵陣10mでの立教ボールスクラムでペナルティを獲得し、流れを取り戻す。続く33分、敵陣22mでの立教ボールスクラムからSH斉藤空来(4年・國學院久我山)→SO向井→FL中山にボールが繋がり、さらにそのボールをSH斉藤が繋ぎ、トライ。21-48となる。一瞬たりとも集中力を切らさずに全員で繋いだトライとなった。その後は攻守を繰り返すもスコアが動かず、21-48で試合が終了した。
昨年の全国大学ラグビーフットボール選手権大会王者を相手に、21-48でノーサイドを迎えられたことはチームにとって自信となった。しかし、通用した部分がある一方で、通用しなかった部分も明らかとなった。その課題を一から見直し、立教はさらに強く、変わる。
文章:立教大学体育会ラグビー部







