試合レポート
9月28日(日)
<関東大学対抗戦>早稲田大学戦
関東大学対抗戦第2戦は早稲田大学との対決。立教スタンダードを体現し、これまでの練習の成果をいかに発揮できるか。プライドを懸けた注目の一戦が始まった。
立教大学のキックオフ。前半2分、ハーフラインでの相手の攻撃に対し、LO古田学央(1年・東福岡)が低いタックルでターンオーバー。観客席から大きな歓声が上がった。4分、自陣22m付近で立教のデフェンスを突破され、先制トライを許し、0-5となる。7分、自陣10m付近での相手ボールラインアウトからパスを展開され、そのままトライを献上し、0-10となる。さらに21分、自陣22m付近での相手ボールラインアウトからモールを組まれ、素早い展開に対応しきれずトライを許す。0-17となる。24分、ハーフライン付近で相手のラインブレイクした選手にNO.8中山英琥(2年・東福岡)が鋭いタックル。相手のパスを封じ、ボールがタッチに出る。しかし直後の立教ボールラインアウトで相手にターンオーバーを許し、立教の流れに引き寄せられない。しかし27分、自陣22m付近での相手のアタックに対し、SH有賀貫人(3年・幕張総合)がタックルを仕掛け、相手のパスが乱れる。こぼれ球をLO古田が確保し、相手のノックフォワード判定により立教ボールのスクラムで再開。しかし直後のパスが乱れ、再び相手ボールとなってしまう。29分、相手はキックパスを選択。そのままトライを決め、0-24となる。34分、ハーフラインでPR石原捷聖(3年・東海大大阪仰星)→LO白石和輝(4年・國學院栃木)→PR佐久間翔梧(4年・桐蔭学園)にオフロードパスが繋がる。そのままPR佐久間がラインブレイクし、立教のアタックが続く。その後一度ターンオーバーを許すも、WTB村上有志(2年・東福岡)が相手に蹴り返されたボールを確保し、攻撃を継続。さらにCTB佐藤侃太朗(4年・國學院久我山)がラインブレイクし、WTB渋谷豪(2年・立教新座)にパスが渡るも、トライ直前で相手ディフェンスに阻まれ、得点には至らない。前半を0-24で折り返す。
後半も立ち上がりから相手のペースで試合が進んだ。2分、ハーフラインでの相手のアタックで、正確なキックパスからトライを許し、0-31となる。9分、敵陣10mでの相手ボールスクラムから立教のディフェンスの隙を突かれ、ラインブレイクを許すとそのままトライを献上。0-38と差が開く。さらに13分、自陣22m付近で立教が再びターンオーバーを許したことを起点に、相手が素早くパスを展開し、トライ。0-45となる。立教も必死に反撃を試みるが、相手の勢いを止めきれず35分には0-73に。スコアには結びつかなかったものの、SO向井悠統(1年・東海大大阪仰星)やWTB天羽究平(3年・桐蔭学園)が前に出る鋭いタックルで相手の攻撃を食い止める場面もあり、随所で輝くプレーを見せた。だが最後まで相手に主導権を握られ、40分にもトライを奪われ、0-78で試合が終了した。
無得点に終わり、大差で敗れた悔しさは大きい。しかし2週間後の慶應義塾大学戦に向け、課題を克服し勝利を必ず手にする。ここからが立教の真価の発揮どころ。全員で変化を遂げ、必ず巻き返す。
文章:立教大学体育会ラグビー部







