試合レポート
10月19日(日)
<ジュニア選手権大会>拓殖大学戦
ジュニア選手権大会第3戦目の相手は拓殖大学。慶應義塾戦で味わった悔しさを胸に、「勝てるチーム」へと生まれ変わるためにミーティングを重ね、再出発となる一戦。必ず勝利を掴み、努力の成果をチーム全員で感じたいという強い想いで試合に臨んだ。
拓殖大学のキックオフ。前半4分、敵陣22mでの立教のアタックからSH小嶋眞心(1年・日本航空石川)→LO吉田健十(3年・報徳学園)→CTB森謙心(2年・立教新座)へとパスが繋がり、先制トライ。7-0となる。11分、敵陣22mでの立教ボールスクラムからSO鈴木大治郎(1年・流通経済大柏)がラインブレイクし、WTB渋谷豪(2年・立教新座)にパスが繋がり、トライ。12-0となる。続く17分、敵陣22mでの立教ボールラインアウトからモールを形成。そのまま押し込みHO西井悠眞(2年・立教新座)がトライし、19-0とさらにリードを広げる。23分、敵陣10mでの立教ボールラインアウトからテンポ良くパスを展開し、CTB長島朔良(3年・立教新座)からWTB渋谷にパスがつながり、WTB渋谷がこの日2本目のトライ。24-0となる。さらに31分と35分には敵陣22mでの立教ボールラインアウトから再びモールを組み、そのまま押し込みFL小田部晃太(2年・國學院久我山)とHO西井がトライを追加。前半を38-0で折り返す。
雨と風が強まり、天然芝の香りが立ち込める中で迎えた後半2分、敵陣22mで得たペナルティからSH小嶋がランブレイク。最後はCTB森がこの日2本目のトライに成功し、45-0となる。続く6分、ハーフライン付近での立教ボールスクラムからフェーズを重ね、CTB長島がラインブレイクしSH小嶋にパスが通り、最後はFL森本爽太(2年・茗溪学園)がトライ。52-0となる。さらに10分、敵陣22mでの相手ボールラインアウトでターンオーバーに成功し、テンポ良く攻撃を継続。最後はFB福井柊哉(2年・桐蔭学園)がトライし57-0となる。さらに13分、敵陣22mでの立教ボールラインアウトからパスを繋ぎ、NO.8前田純也(2年・東海大大阪仰星)がトライ。スコアは64-0に到達する。しかし30分、自陣22mでの相手ボールスクラムからトライを許し、64-5となる。さらに37分には自陣10mから相手にラインブレイクを許し、トライを献上。64-10となり、後半が終了した。
無失点には抑えられなかったものの、無事に勝利することができた。試合全体を通して選手たちの声がよく出ていた。また、トライを決めるたびにチーム全員で喜ぶ姿が印象的だった。限られた時間の中で課題を明確にし、少しずつ目標に近づいていることを実感できた試合となった。次戦の関東大学対抗戦の明治大学戦に向け、さらに成長した姿を見せるべく、1週間全員で準備を重ねる。目標である「対抗戦4勝」達成のために、対抗戦残り4試合を一つひとつ大切に戦い抜く。そして、グラウンド内外で“立教スタンダード”を体現し、より多くの人に応援してもらえるチームを目指す。
文章:立教大学体育会ラグビー部







