試合レポート
10月26日(日)
<関東大学対抗戦>明治大学戦
関東大学対抗戦4戦目の相手は明治大学。前回の慶應義塾大学戦で出た課題を修正し、立教スタンダードを体現できるのかが問われる、大事な一戦が幕を開ける。
明治大学のキックオフ。前半4分、敵陣10m付近でCTB佐藤侃太朗(4年・國學院久我山)が相手に鋭いタックルを仕掛け、ノックフォワードを誘発してターンオーバーに成功。観客席からは大きな歓声が上がった。9分、自陣10mでの相手ボールスクラムからラインブレイクを許し、先制トライを献上。0-7となる。続く16分、自陣22mでの立教ボールラインアウトからボールを奪われ、そのままトライを許し、0-14となる。さらに19分にも追加点を奪われ、前半20分の時点で0-21と苦しい展開に。それでも24分、敵陣22mでの相手のキックに対し、FB大畑咲太(3年・東海大大阪仰星)とCTB佐藤が相手にプレッシャーをかけ、インターセプトに成功。そのままCTB佐藤がトライを決めて7-21となる。27分、自陣10mでの相手ボールラインアウトからのこぼれ球にHO進藤大(4年・秋田)が素早く反応しターンオオーバー。集中力の高さを見せた。33分にはハーフラインでの相手ボールスクラムからFL中山英琥(2年・東福岡)のタックルで相手のノックフォワードを誘発するなど、随所で粘り強いディフェンスを展開。しかし36分、自陣22mでの相手ボールラインアウトからモールを組まれ、トライを許し、7-28となる。さらに40分、自陣10mでの相手ボールラインアウトからラインブレイクを許し、トライを献上。スコアは7-33で前半が終了する。
後半7分、自陣22mでの相手ボールラインアウトからじりじりと前進を許し、トライを献上。7-40と差が開く。10分、敵陣10mでの相手ボールラインアウトからラインブレイクされ、キックパスからトライを許し、7-47となる。14分、ハーフラインで相手のこぼれ球をFB大畑が拾い、FL角田龍勇(4年・Hamilton Boys')からCTB森謙心(2年・立教新座)にオフロードパスが繋がるも、得点には至らない。17分、自陣22mでの相手ボールラインアウトからモールを組まれ、トライを献上。7-52となる。23分、相手のトライを目前にWTB村上有志(2年・東福岡)のタックルでタッチに押し出し、トライを阻止する好プレーも見られた。しかし直後の25分と31分には自陣22mでの相手ボールラインアウトから前進を許し、トライを奪われ、スコアは7-64となる。33分には、自陣22m付近でラインブレイクした相手対し、NO.8前田純也(2年・東海大大阪仰星)とWTB長島朔良(3年・立教新座)がタックルし、ノックフォワードを誘発。立教ボールスクラムで再開するも、ペナルティを取られてしまう。その後も最後まで粘り強く戦い続けたが、終盤2トライを許し、7-76で試合終了となった。
ここまで努力を重ねてきたが、まだ勝利を掴みきれない現状に、悔しさが込み上げた。対抗戦4勝の壁は厚く、自分たちにはまだ取り組むべき課題が多いことを痛感した。連敗が続く中でチームの雰囲気も沈みがちだが、そこをいかに切り替え、冷静に振り返り、やるべきことを丁寧に積み重ねていくかが重要だと思う。その積み重ねの先に、必ず成長と変化があると信じている。応援してくださる方々への感謝を忘れず、立教らしく、努力を止めずに挑み続ける。
文章:立教大学体育会ラグビー部







