試合レポート
関東大学対抗戦第5戦、相手は青山学院大学。去年の悔しさを胸に、チーム全員が“勝ちたい”という強い思いを持ってこの試合に臨んだ。
立教大学のキックオフ。前半2分、自陣22mでの相手ボールラインアウトからモールを組まれ、そのまま押し込まれて先制トライを許す。0-7となる。その後立教も敵陣22m付近まで攻め込むが、得点には繋がらない。20分、自陣22mでの相手ボールラインアウトから再びモールを組まれ、トライを許す。0-14となる。さらに26分、敵陣10mでのパスをインターセプトされ、そのままラインブレイクされトライを奪われる。0-21と差が広がる。さらに36分、再び自陣22mでの相手ボールラインアウトモールから追加点を許し、0-28となり、苦しい展開が続く。しかし40分、敵陣22mでの立教ボールラインアウトからPR石原捷聖(3年・東海大大阪仰星)が相手のディフェンスを突破してトライ。5-28となる。前半はミスが重なり、なかなか流れが掴めないまま折り返した。
後半2分、自陣10m付近での相手ボールラインアウトでターンオーバーに成功。ここから徐々に立教の流れが生まれる。3分、敵陣10mでCTB佐藤侃太朗(4年・國學院久我山)がターンオーバー。相手に絡まれながらもノックフォワードを誘発し、ポジティブな展開が続く。7分、敵陣22m付近でペナルティを獲得。ピックアンドゴーから再開し、PR石原→SH有賀貫人(3年・幕張総合)→FL中山英琥(2年・東福岡)→SO鈴木大治郎(1年・流通経済大柏)とパスが繋がりSO鈴木がトライ。12-28となる。11分にも自陣22mで相手ボールラインアウトからLO吉田健十(3年・報徳学園)がスティールして流れを掴みかけるが、12分に再び自陣22mでボールを奪われ、トライを許し、12-33となる。20分、自陣22mでの相手ボールライアウトモールでペナルティを獲得するも、直後のラインアウトでノックフォワードがあり、流れが掴めない。22分、ハーフラインでFB大畑咲太(3年・東海大大阪仰星)の勢いのある低いタックルが決まり、ペナルティを獲得し、24分、敵陣22mでの立教ボールラインアウトからモールを形成しFL中山がトライ。17-33と徐々に点差を縮める。続く30分、敵陣22mでの立教ボールラインアウトからモールを形成し、再びFL中山がトライ。CTB佐藤のコンバージョンゴールも成功し、24-33となる。そして34分、敵陣22mでの立教ボールラインアウトでこぼれたボールをCTB佐藤が拾ってトライ。31-33と2点差まで詰め寄る。しかし39分、敵陣22mでの相手ボールライアウトからモールを組まれ、トライを許し、最終的には31-40で試合が終了した。
立教は終盤まで猛攻を見せたものの、惜しくも勝利には届かなかった。今シーズンの対抗戦では、いまだ白星を掴めていない。勝ちきれない試合が続く中で、チームの雰囲気も決して良いとは言えない。しかし、この試合でポジティブなプレーを重ね、スタンドから大きな歓声を受けたことは紛れもない事実だ。応援してくださる方々のためにも、「勝利」という形で恩返しができるよう、地道に努力を積み重ねる。
文章:立教大学体育会ラグビー部







