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Result

<ジュニア選手権大会カテゴリー3・4入替戦>

2025.11.29 Sat. 13:00K.O. 

 立教大学 

28

 21 - 14

 7 - 14

28

​ 中央大学 

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スタジアム情報

@中央大学ラグビーグラウンド

〒192-0351 東京都八王子市東中野

​試合レポート

 ジュニア選手権大会カテゴリー3・4入替戦の相手は中央大学。春と夏に一度ずつ対戦し、互いに一勝一敗という結果で、まさに実力が拮抗した相手だった。だからこそ、どちらが勝つか分からない緊張感の中で、必ず勝利して昇格を掴み取るという強い気持ちをもって試合に臨んだ。

 

 中央大学のキックオフ。前半1分、ハーフラインでの相手のアタックに対し、HO井手一登(2年・大分上野丘)とFL小田部晃太(2年・國學院久我山)らが鋭いタックルを決めてターンオーバーに成功。直後にペナルティも獲得し、良い立ち上がりを見せる。6分、敵陣22mでの立教ボールラインアウトからモールを形成し、トライラインまで押し込む。しかし、相手のディフェンスに阻まれ、グラウンディングできず、惜しくも得点には繋がらない。14分、自陣10mでの立教ボールスクラムからSH斉藤空来(4年・國學院久我山)とFL石川洋志郎(4年・東京)がラインブレイク。さらに相手のノックフォワードを誘発しスクラムで再開すると、SO小嶋眞心(1年・日本航空石川)が的確なキックパスを放ち、FB福井柊哉(2年・桐蔭学園)がキャッチして先制トライ。SO小嶋のコンバージョンキックも成功し、7-0となる。しかし16分、自陣22mでの立教ボールラインアウトからのパスをインターセプトされ、トライを献上。7-7となる。20分、FL小田部がハーフラインから敵陣22mまでラインブレイクし勢いを生み出す。26分、ハーフラインでの立教ボールスクラムでペナルティを獲得。ベンチや観客席から大きな歓声が上がった。直後のラインアウトからテンポ良くボールを繋ぎ、SH斉藤のオフロードパスを受けたHO井手がトライ。14-7となる。しかし、30分、自陣10mでのキックカウンターの競り合いで痛恨のノックフォワード。これを起点に、トライを許し、14-14と再び同点に。37分、敵陣22m付近での立教ボールスクラムからテンポ良く攻撃を展開し、FL小田部がトライ。21-14となる。その後も集中したディフェンスで相手の追加点を許さず、前半を21-14で折り返す。

 

 後半7分、自陣10mでの相手のアタックに対し、PR大上翔(4年・京都成章)が低いタックルを決め、相手のペナルティを誘発。しかし12分、自陣22mでの相手ボールラインアウトからそのままトライを取られ、21-21の同点に追いつかれる。18分、敵陣22m付近で相手のこぼれ球をCTB長島朔良(3年・立教新座)がキャッチしターンオーバー。その後フェーズを重ね、最終的にLO高尾将太(2年・川越東)がトライを決める。15人全員で生み出した得点であり、スコアは28-21と再びリードを奪う。28分以降立教のディフェンスの時間が続く。PR岸本侑也(3年・日川)やNO.8古田学央(1年・東福岡)らのタックルにより相手の前進を阻止し続けた。しかし32分、自陣10mでペナルティを献上。続く自陣22mでの相手ボールラインアウトからモールを組まれ、懸命に押し込み、相手の勢いを止めたものの、テンポ良いパス展開に押されてトライを許す。28-28と同点となる。その後も果敢に攻め続け、最後まで勝利を目指し、追加点を狙い続けたが、試合終了。28-28の同点で激戦の幕を閉じた。

 

 同点となり、惜しくも昇格を果たすことはできなかった。あと一歩のところまで迫ったからこそ、その悔しさは大きい。試合後は4年生をはじめ、多くの選手が悔し涙を流す姿が見られ、勝ち切れなかった事実の重さを部員全員が痛感した。「今週の練習でもっと準備できたのではないか」という後悔も残った。昇格こそ逃したものの、この悔しさと涙を残り2戦にぶつけ、必ず勝利を掴む。ここで気持ちを切らすことなく、最後まで挑み続ける。

​文章:立教大学体育会ラグビー部

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