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2022年4月1日(金)

安藤 海志(4年・SH/SO/WTB/FB)

「私がすべきこと」

 

主将に決まった時の気持ちを教えて下さい

 腹を括ろうと決めました。そう思った背景には高校時代、主将を務めた際に自分自身が無理をしていた経験があります。もう一度主将を務め、その立場に立つということには怖さもありますが、同時にワクワクもしています。また、1年生の頃からチームには積極的に意見を出してきたので、主将という立場は以前より意見が反映しやすくなると思います。自分のことだけを考えるのではなく、周囲の意見を聞かなければならないと実感しています。

 

共同主将、副将を務めるお二人について教えて下さい。

 紀伊(紀伊雄介・4年)は本当に頼り甲斐があり、最高のバディになれると確信しています。2人でラグビーについて深く話し合った際に、お互いのラグビーに対する熱い思いが一致し、これまでにない友情が生まれました。そして同期ではありますが、先輩のように尊敬もしています。なぜなら紀伊は、私生活とラグビーの切り替えが上手なだけではなく、ビジュアルはもちろんのこと、性格や動作も全てに通して「かっこいい」からです。僕も含め、誰もがこの姿勢に憧れ、尊敬しています。紀伊と共に今年一年本気でラグビーに取り組み、チーム全員で目標達成に挑みます。

 クマ(熊田聖道・4年)とは同じ関西出身ということもあり、とても仲が良いです。また、私生活でも志木に住んでいる同期と共に遊びに出かけることが多いです。クマの良いところは、誰に対しても意見を言うことができるところだと思います。自分にも直接意見を言ってくれるので信頼しています。そんなクマだからこそ、紀伊と私を支えてくれる副将に適任だと考えています。

 そんな2人に対して共通して言えることは、「男として尊敬している」ということです。

高校時代主将だった経験から活かせたことはありますか。

 高校時代、最初は人に対して自分の意見を述べることが苦手でした。意見を伝える勇気が持てず、毎日職員室に呼び出され監督に怒られていました。しかし、正直に自分の意見を伝えたことで、相手に対して良い影響を与えることができ、自分の意見を伝えることの重要性を学びました。誰に対しても臆せず意見を言うことは、自分が意識している面でもあり、強みだと思っています。また、相手に伝えずに勘違いされる方が、損をすると考えるようになりました。お互いに意見を交換し合い、納得するまで話し合うことが自分の成長にも繋がると学びました。

 

立教大学ラグビー部初の共同主将についての想いを教えて下さい。

 共同主将は立教大学ラグビー部の初の試みです。最初は周囲の反対もありました。しかし、反対意見を持つ人とも何度も話し合いを重ね、共同主将という体制をスタートさせたからには、結果を残すことが求められていると思います。チームの模範となるような行動を求められていた高校時代と異なり、より難しいことだと感じているため、プレッシャーもあります。

 そして、今年度の目標である「大学選手権出場」は達成するだけでは足りないと私は考えています。大学選手権に出場し、勝利を挙げることが周囲の期待に応えることだと思います。目標への執着はもちろん強いですが、固執はせずに日々精進していきたいと思っています。

「大学選手権出場」という目標に込めた想いについて教えて下さい。

 最初はこの目標に対して反対の立場でした。昨年の試合結果を見ても、高すぎる目標だと思ったからです。しかし、周りは「大学選手権出場」という目標を立てている中、ここまで大きな目標を掲げてもいいのかと感じていた自分は消極的だと反省しました。そして、高い目標を持ち、取り組むことで一段とチームの士気も高まっていくと考えるようになりました。今では、この目標を必ず達成するために、覚悟を持って練習に取り組んでいます。   

 地元に戻った際に、親戚や高校時代の監督から試合中のプレーについての話をされることが多く、関東大学対抗戦Aグループがいかに特別な場所であるかを実感します。大学選手権に出場し、自分のプレーをどれほど多くの人が見に来てくれるのか想像出来ませんが、ワクワクもしています。

大学ラグビー最後の年への意気込みを教えて下さい。

 両親を大学選手権の会場のバックヤードに連れていきたいです。今年は大学ラグビーだけでなく、ラグビー人生最後の年なので今まで迷惑をかけた分、家族に自分の勇姿を見てほしいという気持ちが一番大きいです。また、自分の家族は人に自慢できるほど仲が良いため、入部したての頃は家族と遠く離れることが寂しかったのですが、毎日連絡を取ることで家族の大切さを肌で感じました。だからこそ、ラグビー人生最後の年に大学選手権へ出場し、活躍する姿を見せたいと思います。

 

期待する後輩を教えて下さい。

 全員に期待しています。リーダーシップを発揮してほしい人、プレー面でチームを引っ張っていってほしい人など、それぞれに対して違う期待をしています。期待していない後輩はいません。選手だけでなく、学生スタッフの後輩達にも期待しています。

 その中でも特に、京都成章出身の後輩には特別な感情があります。匠海(太田匠海・3年)は高校から一緒に試合に出場することが多く、今も信頼してプレーをすることが出来ます。デビット(八代デビット太郎・2年)は高校時代には怪我をしていて一緒にプレーすることは少なかったですが、昨年から試合に出場しているので今年も活躍してほしいです。そして、京都成章出身全員で試合に出場することが目標です。

 

HPをご覧の皆様に一言お願いします。

 HPをご覧の皆様、日頃から多大なるご支援・ご声援を頂き誠に有難うございます。今年の目標は「大学選手権出場」です。その上で、私達は常にチャレンジャーだと考えています。厳しいことから絶対に逃げず、GRITし続け、仲間と共に勝利を掴みます。そして私自身、大学ラグビー最後の集大成としての姿をお見せできればと考えております。

 私達にしか作り上げることのできない主将像を紀伊と共に具現化し、チームを牽引して参りますのでこれからも何卒、ご支援・ご声援のほど宜しくお願い申し上げます。

Interview​

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