2022年8月12日(金)
座談会「対抗戦開幕に向けて」
1勝4敗(うち1試合不戦敗)、6校中4位という結果で終わった関東大学春季大会。「大学選手権出場」を目標に掲げ、その第一歩となる関東大学対抗戦開幕を1カ月後に控えた今、各試合でPOM(Player Of the Match)・ピックアップ選手に選ばれた選手4人が春シーズンを振り返り、お互いの印象や立教ラグビー部へのそれぞれの想いを語り合った。

4年(主将) / 桐蔭学園高校 / FL・NO.8

3年 / 桐蔭学園高校 / WTB・FB

3年 / 東海大大阪仰星高校 / FL・NO.8

1年 / 國學院久我山高校 / CTB
―春シーズンを振り返って印象に残っている試合はありますか。
佐藤「成蹊大学戦です。初の公式戦で、いざ自分の出番が来た時に負けていたので、勝ち方のビジョンが見えない状況でグラウンドに入りました。その中でも個人的には納得のいくプレーができましたが、負けたという事実に対する今後の不安が大きく複雑な心境でした。」
紀伊「成蹊戦の前後で侃太朗の中で何か心境の変化はあった?」
佐藤「実際に試合に出場してチームの勝敗に関わることで1人の選手としての自覚が強まって、より積極的に動くようになりました。」
紀伊「僕も成蹊戦が1番印象に残っています。何をやっても上手くいかなかったことが印象的で、試合後はこのままではいけないという焦りが強く、海志(安藤海志・4年)や幹部内で何度も話しました。しかし、いかに自分たちの努力度や技術が足りていないのかを見つめ直すことのできる試合になりました。」
羽間「たしかに成蹊戦は何回もゴールライン手前までいったけどミスで得点に繋がりませんでしたよね。」
紀伊「圭司はどうだった?」
羽間「僕は同志社戦ですね。故郷である関西の大学と初めて試合ができるため“思い切りプレーしよう!“という想いで試合に臨みましたが、前半の最後で交代になってしまい不甲斐なさを感じました…。」
紀伊「圭司がいなくなってハーフタイムすごく焦ったよ(笑)」
羽間「自分としては課題の残る試合になってしまったけど、チームとしては後半に得点を取れる力があるということを認識できたのは秋にも繋がる試合になったのかなと思います。」
天羽「自分は立正戦ですね。成蹊戦の時はまだ戦術もはっきりしなく、今年のチームの色を出すことができず負けてしまったけど、立正戦では立教の強みを出せましたし、改めて“自分ができることをやろう”と思えるようになりました。」
紀伊「その試合の後、何か自分の中での変化はあった?」
天羽「ラグビーを見る時間が増えました。立正戦で50:22を決めたこともあり、海外のプロの選手のキックなどに注目して見るようになりました。」
紀伊「勉強熱心だ。」


