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2025年4月1日(火)

大上 翔(4年・PR/HO)

「One up!!」

 

ラグビーを始めた時期と、そのきっかけを教えてください。

小学校6年間は空手をしており、ラグビーは中学校の部活動で始めました。知り合いに連れられたラグビー部の仮入部で、素人でも大きな相手を倒せることにやりがいを感じ、入部を決意しました。また、親友がラグビー部に入部することを決めていて、切磋琢磨して頑張りたいと思ったのも入部のきっかけです。小学生で競技していた空手は個人競技で、ただ1人が頑張るだけだった一方で、ラグビーは絶対に1人ではプレーすることは出来ません。チームスポーツだからこそ得られる勝利の喜びを分かち合うことができ、そこには仲間の存在の大切さを知り、気付いたらひたすらラグビーに熱中してしまいました。

 

立教大学ラグビー部への入部動機を教えてください。

大学でもラグビーを続けることを軸に、厳しい環境に身を置くか、まだ何かを成し遂げていないことがあるチームで歴史を変えるようなことをするか、迷いました。私の出身校の京都成章高校は、強豪校で厳しい練習などがありながら、花園優勝は成し遂げていない高校でした。だから、立教大学のような100年を超える長い歴史があるチームで、大学選手権出場という歴史を変える覇業を成し遂げることを魅力に感じ、入部を決めました。

 

これまでのラグビーキャリアは、どのような成長に繋がったと感じますか。

ラグビーを始めた中学生の頃は、ラグビーを全く知らなかったので、ひたすら練習を重ね、暇さえあればラグビーを見て、少しでも上達できるように励む日々でした。中学生の時は初心者集団ではありましたが、試合に勝っていく中で、ラグビーの楽しさや面白さを知った時期でもあります。

高校に入ってからは、中学の時とは違い周りのレベルがあまりにも高く、追いかける日々でした。全力でやっていても追いつけない時もありましたが、毎日諦めずに目の前の事を一生懸命やり続けていました。特にFWの厳しい練習を通して、私の大事にしているエナジーの部分が生まれたのかなと思います。また学年を重ねるにつれて、自分のことだけでなく、どのようにチームに貢献できるか、いかに周りの環境に左右されず努力できるか、を考えるようになりました。

立教大学でプレーするようになってからは、高校の時とは違い、ラグビーを大学から始めた人もいれば、全国優勝を経験した人など様々な人がいました。だから、その中でどうすればチームとして、そして個人として成長出来るかを考えるようになり、同時に勝利の難しさも知りました。

それぞれのステージで得た学びは数えきれないほど沢山ありますが、これまで支えてくれた方々やご指導いただいた方々のおかげで、「どんな状況でも、どんな時でも自分の中での全力を尽くす力」が大きく成長したと感じます。また、ラグビーの上達に関わること以外も、大学のスタッフの方々やお世話になった先輩方からは人間性の部分を多く学び、自身の成長にも繋がったと感じます。

 

日頃から熱血な印象ですが、練習中と試合中はそれぞれどんなことを意識されていますか。

練習中、個人的にフィットネスやユニットなど辛い瞬間もありますが、1年生の時からどんな瞬間も手を抜かずに鼓舞することを意識しています。また、自分のそのような姿勢が周りの選手のスイッチを入れ直し、「俺も頑張ろう」と思ってもらえるような契機に繋がればと思っています。そして、全員と常にコミュニケーションを取ることで、より高いレベルの練習ができるように意識しています。高校生の頃は、ラグビーが大好きでひたすら全力で取り組む「ラグビー馬鹿」だったと自負しています。対して今は、全力でやるだけでなく、周りと繋がって同じ方向に向かっていくことも意識しています。

試合時も練習同様のエナジーで辛い瞬間に声を出し、自分が一番身体を張ることを心掛けています。周りに比べて、フィジカルやスキルの面で圧倒的なものは持っていませんが、その分エナジーの部分は誰にも譲れないものだと考え、意識しています。

 

尊敬するラグビー選手は誰ですか。

豊田自動織機シャトルズ愛知に所属している松岡大和選手です。2020年度の大学選手権大会で、天理大学を全国優勝に導いたキャプテンなのですが、チームのために全力になれる熱い漢という印象があります。彼のように、試合が終わった時に、力が空になるくらい全力でやり切りたいです。

 

仲の良い部員は誰ですか。

全員と言いたいところですが、その中でも特に、志木に住んでいる同期の白石(白石和輝・4年)と龍勇(角田龍勇・4年 )と佐久間(佐久間翔梧・4年)は仲が良いです。よく練習後にご飯を食べに行ったり、温泉に行ったりと、日常を一緒に過ごしてきた時間が長く、友達というより家族のような存在だと感じています。白石とは、弾丸北海道に行ったこともあります。個性が強い同期でもありますが、何事にも手を抜かず、自分だけの価値を見出して取り組んでいる姿勢に刺激を貰いますし、切磋琢磨し合える良い関係性だと思います。

後輩は、よしけん(吉田健十・3年)や捷聖(石原捷聖・3年)、美瑠ちゃん(駒井美瑠・3年)たちと集まってよく志木で飲んでいて、仲が良いです。ラグビー以外の話も様々に語り合うことがあり、3人共熱い気持ちを持っているので、期待しています。

 

期待する後輩を教えてください。

全員それぞれ書きたいのですが、今回は5人を挙げたいと思います。

まず天羽究平(3年)です。ポジションは全く違いますが、彼はラグビーのことをよく考えていると思うので、期待しています。彼のディフェンスの嗅覚は勉強になるので、更に磨いて欲しいです。

2人目は青代一維(3年)です。怪我も多い選手ですが、復帰するためにリハビリの仲間を鼓舞して、全力な姿に刺激を貰っています。その良さを最大限に伸ばし、頑張って欲しいです。

3人目は森本爽太(2年)です。彼は練習でも試合でもエナジーのある選手だと思うので、一緒にプレーすると気持ちが上がりますし、チームが辛い時に鼓舞する姿を尊敬しています。

4人目は中山英琥(2年)です。生意気な後輩ですが、1年生ながら誰よりも身体を張って試合で活躍している姿を見ると、本当に頼もしいです。2年生になり後輩も出来るので、頑張って欲しいです。

最後は同じ中学校出身のゆほゆな(野澤友歩・2年/野澤友那・2年)です。中学生の時から2人で自主練をする場面なども多く見てきました。立教大学には亜利沙(西亜利沙・3年)という良い見本もいると思うので、2人らしさを活かし、切磋琢磨して頑張って欲しいです。

 

最高学年で副将となった今、何か気持ちに変化はありますか。

これまでのように周りを鼓舞し、どんな場面でも全力な事は変わらないです。しかし、そこに新たにチームを勝利へと導く責任が加わったと感じています。副将として侃太朗(佐藤侃太朗・4年)と共に主将の白石を支えるだけでなく、自分なりに試行錯誤を繰り返しながら、チームをより良い方向へと変えていけるように意識しています。先頭に立つ以上は、これまでの3年間以上に、自分自身にもベクトルを向けて頑張りたいです。

 

大学ラグビーキャリアは残り一年となりましたが、達成したい目標を、チームと個人とそれぞれ教えてください。

チームとしては、目標でも掲げている通り、「対抗戦4勝」と「ジュニア選手権昇格」です。特に「対抗戦4勝」という過去100年以上掲げてきたことのない高い目標を達成するためには、これまで以上に辛い練習を選んで、粘り強く頑張り続けなければいけないと覚悟しています。

個人としては、スタメンで公式戦に出場し続け、目標達成に貢献することです。それに加えて、今年のチームが終わった時に自分の持つ全ての力を出し切ることです。

 

最後に、ホームページをご覧の皆様へ一言お願いします。

平素より立教大学ラグビー部へのご支援、ご声援を賜り、厚く御礼申し上げます。今年度の目標である「対抗戦4勝」と「ジュニア選手権大会昇格」を達成するため、部員一同日々練習に励んでおります。これからも立教大学ラグビー部へのご支援、ご声援の程、よろしくお願いいたします。

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