
2025年5月29日(木)
日野 幹太(4年・FL)
「from新座」
ラグビーを始めたきっかけを教えてください。
中学校の部活動に、硬式野球部がなかったからです。その頃、2015年のラグビーワールドカップが開催されていたこともあり、その熱気に影響を受けてラグビーを始めました。高校3年生で引退した後の数ヶ月間は、タックルをしたい衝動に駆られ、今にもおかしくなりそうな状態にありました。街中で通行人にタックルをするか、大学でラグビーを続けてタックルをするかの2つの選択肢の中で、後者を選んだ自分の決断を誇りに思います。
ラグビーのどんな瞬間が好きですか。
トライの瞬間はもちろんですが、それ以上にペナルティ時笛が鳴り、レフリーの手がこちらに上がる瞬間が好きです。皆が両手を挙げ、ガッツポーズをし、笑顔で駆け寄ってくる、そんな光景が好きです。
特に印象に残っているのは、大学2年生の関東大学対抗戦、青山学院大学との試合です。ラスト数分、自分のジャッカルによって笛が鳴った瞬間、チーム全員が喜び、駆け寄ってきた場面は今でも鮮明に覚えており、思い出すたびに身体が熱くなります。
自分のプレーの強みは何だと思いますか。
タックルです。中学生の頃、周囲からタックルを褒められることが多く、自分でも自信を持つようになりました。振り返ると幼い頃からよく母に羽交い絞めにされており、コンタクトが潜在的に刷り込まれていたのだと思います。ラグビーを始めて最初にタックルをした時、「これがタックルか」と興奮したのを今でも覚えています。
刺激を受ける同期はいますか。
佐藤ですね(佐藤侃太朗・4年)、名前が似ているので。今年で4年目の付き合いになりますが、1年生の頃からずっと怖いと感じており、緊張感があります。日々、侃太朗に怒られないために頑張ろうと意識しており、そのおかげで成長できていると思います。
もう1人挙げるなら和輝(白石和輝・4年)ですね。2年生時、「人の下につきたくない」「早くキャプテンをやりたい」と言っていたのが印象的です。いざキャプテンになってからは頼りになる瞬間が多く、その度に後輩に「あれ俺の同期」と自慢しています。ご両親譲りのキャプテンシー、今後も頼りにしています。
同期の雰囲気としては、他の代と比べると比較的静かだと思いますが、一人ひとり個性があり、まとまりのある学年で私は大好きです。4年生になった今、この学年で良かったと強く思います。
期待している後輩は誰ですか。
グラウンド外での話にはなりますが、永登(大倉永登・3年)と優正(安藤優正・3年)です。この2人は経済学部の後輩なのですが、来年以降の次期経済学部リーダーを争う2人だと思っています。日頃、永登には厳しいことを言う場面が多いです。ただこれは永登がやれば出来ると信じているからです。二人で切琢(切磋琢磨)して経済学部を牽引して欲しいです。
次に野澤twins(野澤友歩・2年/野澤友那・2年)です。私はこの2人が立教大学女子ラグビー部創設構想の足掛かりになると考えています。2人のプレーには多くの選手が影響を受けている筈です。今後も立教大学ラグビー部の更なる飛躍のため、多方面での活動を期待します。
大学入学以降で、印象に残っている試合やターニングポイントがあれば教えてください。
2年生時、秩父宮ラグビー場で行われた東日本大学セブンズ大会です。1年生時、公式戦出場ゼロという状況から、突如メンバーに選出されました。Aチームの一員として試合に出場したことで、チームへの帰属意識が芽生え、責任感が生まれました。今では、自分と同じ境遇の人の希望になれたらいいなという想いで、日々励んでいます。しかし、現在の後輩たちの中には、かつての自分と同じような立場にいながらも、当時の自分と同じくらい頑張っている選手は少なく、十分な努力が出来ていないと感じます。それらの選手は余りにも自堕落で、到底看過できるものではありません。チームの成長の為、私自ら教鞭を執りたいと思います。
春シーズン前半を振り返って、どのようなことを感じていますか。
新チームになってからはこれまでに経験したことのない、目まぐるしい日々を過ごしています。そんな中で、チームを引っ張ってくれている幹部陣には、心から感謝しています。また、関東大学春季大会ではCグループでの戦いとなりましたが、まだ思うような結果を残せていないのが現状です。ですが、アタックのシステムが大きく変わったことで、今後更なる成長が期待でき、今改めてラグビーが一段と楽しいと感じています。秋シーズンに向けて、より一層チーム全体として力をつけていきたいと思います。
HPをご覧の皆様へ一言お願いします。
日頃より立教大学ラグビー部への温かいご支援・ご声援を賜り、誠にありがとうございます。秋シーズンに向けて、立教大学ラグビー部はさらなる成長を遂げるべく、日々の練習に真摯に取り組んでおります。今年度のチーム目標である「対抗戦4勝」の達成に向けて、部員一同精進してまいります。今後とも変わらぬご支援・ご声援の程、宜しくお願いいたします。