top of page

2025年11月27日(木)

渡辺 大斗(4年・LO/FL/NO.8)

「今、できることを、積み重ね」

 

高校まではサッカーを競技していたと聞きました。ラグビーに転向したきっかけは何ですか?

 サッカーは高校までの競技で満足していたので、大学から何か新しいスポーツを始めるつもりでした。数あるスポーツの中からラグビーを選んだことに、深い理由はありません。2019年のラグビーワールドカップでラグビーに興味を持ち、面白そうだという単純な理由から始めました。

 入部した当初は、「関東大学対抗戦」や「大学選手権」という存在すら知りませんでしたが、入部後に、関東大学対抗戦や大学選手権に出場したいという明確な目標が定まりました。

 

ラグビーの魅力は何ですか?

 最も魅力的なのは、究極のチームスポーツという点です。実はサッカー以外にバスケットボールなども競技した経験があるのですが、ここまでチームを意識しながら行うスポーツはないと感じます。サッカーではCF(センターフォワード)という攻撃中心のポジションで守備はせずに点を取ればいいと思うプレーヤーだったので、この点ではラグビーと真逆の考えでした。一方でラグビーでは、攻守ともに全員で80分間を通してコネクトし続ける必要があるので、チームワークが何なのかを考えさせられましたし、チームで戦う面白さや楽しさに気づくことができました。

 その他に、ラグビープレーヤー同士の仲の良さも魅力だと思います。ラグビーを競技しているというだけで、親しく繋がることができ、本当に仲が良いスポーツだと思います。

 

大学生活で最も印象に残っている試合を教えてください。

 まずは、昨シーズンで関東大学対抗戦に出場した、筑波大学戦や帝京大学戦は印象的です。

 しかし、それ以上に印象的なのは、昨年のジュニア選手権大会カテゴリー3・4入替戦の、大東文化大学戦です。結果としては惜敗に終わりましたが、80分間タイトな試合ができたことが楽しく、ラグビーの醍醐味を感じられた試合でした。 

 

幹部陣に代わって物事をまとめるときに、先導役や仲介役として冷静沈着に対応しているイメージがあります。普段の部活で意識していることは何ですか?

 自分は自分自身に対してそんなイメージはありません。あくまで幹部陣が中心のチームだと考えているので、微力でも自分ができることがあれば、彼らを助けられたらという想いだけです。

 

ご自身では、部内での役割はどのようなものだと考えていますか?

 初心者ということもあり、ラグビーのスキル等でチームを引っ張るというよりは、人一倍、一生懸命に取り組む行動や姿勢を示したいと考えています。そのような自分の行動や姿勢が、部内にプラスの影響を与えられたら本望です。

 

ラグビー部での生活は、今後どのように活かされると考えますか?

 ラグビーを通して、人として成長させてもらったと感じています。

 まず一つに、痛みに耐えながら、チームのために身体を張る仲間の姿を見て、自己犠牲とは何なのかを思い知らされ、自分が組織のなかでどうあるべきかを、常に考えさせられました。

 また、何度怪我をしても言い訳をせずにリハビリに取り組み、復帰する仲間の姿を見て、自分のやるべきことを積み重ねることの難しさ、そして大切さを学びました。

 他にも、久我山サッカー部という尖った集団の出身なのですが、立教ラグビー部のおかげでだいぶ丸くなったなと感じています。

ラグビーや立教大学ラグビー部を通して様々な感情や経験を味わわせてもらいました。今後の人生に活かせればと思います。

 

同期や後輩について教えてください。

 同期に関しては、良い同期に恵まれたといつも感じています。4年生になって、よりこの学年でよかったと心の底から思っています。

 後輩は特に、一緒に長くリハビリを頑張っているメンバーに、頑張って欲しいです。今まで以上に自分の身体と向き合う必要があると思うので、是非復帰まで頑張って欲しいと思います。

 

最後に、HPをご覧の皆様へ一言お願いします。

 平素より立教大学体育会ラグビー部への厚いご支援、ご声援を賜りまして、誠にありがとうございます。チーム一同、残り秋シーズンを懸命に精進してまいります。引き続き、ご支援・ご声援のほどよろしくお願いいたします。

Interview​

bottom of page