
2026年5月26日(火)
野澤 友那(3年・SH)
「This is YUNA.」
ラグビーを始めたきっかけを教えてください。
父と兄の影響で始めました。
兄が地元のラグビースクールに入るのとほぼ同時期に、父も地元のラグビースクールでコーチを始めることになりました。父と兄がスクールの日に、私も母に連れられて練習を見に行っていました。母が兄の練習を見ている時、私は遊んだり壁に登ったりしていたようで、遊んでいるならラグビーをさせた方が良いのでは、と考えたそうです。それがきっかけでラグビースクールに入りました。
クラブチーム(東京山九フェニックス・ラグビークラブ)に所属していますが、それに加えて体育会ラグビー部に入ろうと決めた理由は何ですか。
練習量を増やしたかったからです。私の趣味はラグビーをプレーすることです。そのため、クラブチームの練習がない日も練習ができる場所があること、環境があることに強く惹かれました。
また、男子選手と一緒にプレーできる環境に身を置くことができるという点にも惹かれました。男子選手のスピード、パスの速さ、フィジカルの高さ。これらは、女子ラグビーチームに所属しているだけでは感じることができません。それを間近で感じられるのは、私にとって大きな刺激になっていると感じています。
そして、女子選手として立教大学体育会ラグビー部に入部していた結さん(塩谷結・令和7年卒)と亜利沙(西亜利沙・4年)から入部前に色々な話を聞いていたこと、洋平さん(前HC中村洋平)が女子選手の練習参加を歓迎してくれたことも、入部を決めるうえで大きな後押しになったと感じています。女子選手を温かく受け入れてくれる環境にとても感謝しています。
個人としての強みと今後の課題を教えてください。
私の強みは、仲間を活かすプレーです。自分のパスで仲間がトライした、自分のキックが仲間のゲインに繋がった、そうした瞬間は毎回とても嬉しいです。私は、特別足が速いわけでも、スキルがあるわけでも、身長が高くパワフルなわけでもありません。際立った強みがなくても、ちょっとしたプレーの積み重ねがチームを支えていればいいなと思いながらプレーしています。仲間を活かすために、パスやキックなどの選択肢を多く持つことも意識しています。
課題は、ディフェンスです。ディフェンスのコースを意識し、総合的に身体を張ることでチームに貢献していきたいと思います。また試合中、今よりもハードワークできるように頑張りたいです。アタックでもディフェンスでも、「どこにでもいる」プレーヤーを目指したいです。チームが辛い時に、サポートし仲間を支えるプレーを増やしたいと思います。
ラグビーをするうえでの拘りを教えてください。
練習を誰よりも頑張ることに拘りを持っています。プレー自体というよりも、どれだけ昨日の自分を超えられるか、という部分を重要視しています。練習を頑張らなければ試合のメンバーにすら選ばれません。試合メンバーに選出してもらうためにも、絶対に譲れない拘りです。もちろん試合に出たいという気持ちも強いですが、何よりもチームから必要とされるプレーヤーでありたいと思っています。
また、ラグビーノートを書き続けていることも拘りだと思います。高校1年次から毎日書き続け、ついにルーズリーフバインダー6冊目に突入しました。自分自身のルーティンとなっていて、書かないと何だか落ち着きません。内容は、日記のように練習内容などを書いています。ラグビーノートを書くことで、その日のプレーなどを整理しています。この時自分はこんなことに悩んでいたのか、この時の試合前はこんな気持ちだったのか、というようにたまに読み返して振り返っています。懐かしむだけでなく、試合前のコンディション調節のヒントをもらうなど、今の自分に活きていると感じることも多く、私の宝物です。
期待している後輩はいますか。
壮(阿部壮・2年)、眞心(小嶋眞心・2年)、ゴリさん(髙木悠生・2年)の3人に期待しています。
壮はポテンシャルが非常に高く、初めて一緒に練習した際に、ハンドリング精度の高さに驚かされたことを鮮明に覚えています。また、とても素直な性格で、周囲を思いやる姿もよく目にします。プレーはもちろんですが、その人間性も壮の魅力だと思います。怪我を治して、壮らしく頑張ってほしいです。
眞心は1人で黙々とウエイトトレーニングをしていたり、自主練習としてチーム練習後にプレイスキックを蹴り続けていたりと、非常にストイックな性格です。練習やウエイトトレーニングだけでなく、練習前準備の時間も無駄にせず自分と向き合っています。私も眞心の集中力を見習いたいです。
ゴリさんはパスとキックの精度が高いです。練習中はもちろん、ウエイトトレーニング中にもストイックに自分自身と向き合っており、とても真面目な性格です。そんなゴリさんが持っている才能を、試合で存分に発揮してほしいと思っています。
刺激を受ける同期はいますか。
長井(長井遼太朗・3年)、有志(村上有志・3年)、もりそう(森本爽太・3年)です。
長井は、「フィットネスする?」などよく声を掛けてくれて、一緒にトレーニングをしています。自分から走りたいという人は少ないですが、そんな数少ない努力家の1人が長井だと感じます。他にも自分の課題に正面から向き合う貪欲さも、彼に刺激を受ける理由の1つです。リハビリ期間が長いですが、そのストイックさを発揮して頑張ってほしいです。
有志もとてもストイックな性格です。オフ期間中には3日連続ジムで会い、一緒に練習しました。一緒にウエイトトレーニングをしたりフィットネストレーニングをしたり、オフ期間中でも練習期間中と変わらず自分を追い込んでいる姿を見て、とても刺激を受けています。プレーの精度が高いにもかかわらず、人一倍努力を続ける姿勢を見習いたいです。
もりそうは、熱量が高く、そのエナジーに元気をもらっています。グラウンドに行くと、いつももりそうの声が聞こえ、とても前向きな気持ちになれます。練習中も試合中も常に声を出し続ける仲間想いな姿や、熱くチームメイトを鼓舞する姿を見る度に刺激を受けています。
同期であり、双子の野澤友歩(3年)はどのような存在ですか。
バチバチなライバルであり、いなくてはならない存在です。お互いに楽しいことや悔しいこと、様々なことを経験してきたからこそ、一番近くにいるライバルでありながら一番大きな心の支えになっています。
友歩がいなかったら、私はラグビーを続けていなかったと思うことが多いです。友歩がいるからこそ、負けじとトレーニングを頑張ったり、友歩より1回でも多くメニューをこなそうと思ったりと、自分を高めることができています。友歩がやっているから友那もやる、友那がやっているから友歩もやるというように、お互いの負けず嫌いな性格が良い刺激を生んでいると感じます。ライバル、練習相手、心の支え、友歩を表す言葉はたくさんありますが、一言で言えば、ラグビーを続けるうえで必要不可欠な存在です。
昨シーズンは、友歩がスターティングメンバーとして活躍していました。その姿を観ることは自分事のように嬉しい反面、少し悔しい気持ちもありました。しかしそういった感情も、私がラグビーをプレーするうえでの大きな原動力になっていました。今シーズンは2人で活躍できるように努力したいです。
クラブチーム(東京山九フェニックス)の先輩である西亜利沙(4年)はどのような存在ですか。
目標であり、追いかけたくなる存在です。実は小学生の頃から知り合いで、中学生の頃に所属していた、女子ラグビークラブチーム「浪花闘球娘」から同じチームでプレーし始めました。高校生の時には異なる学校へ進学しましたが、大学で再びプレーすることができています。今は立教大学体育会ラグビー部での活動に加え、所属しているクラブチームでも一緒に活動しているため、一緒にいる時間が長いです。小学生の頃から付き合いがあるからこそ、一緒にプレーをすることへの執着があります。
また、経験値も追いかけたくなる理由の1つです。パリオリンピック出場や日本代表選手としての活動を経験しているからこそ、彼女のプレーから様々なことを学び吸収したいと思っています。私が再び亜利沙とプレーし始めた大学生活ですが、1年目はパリオリンピックの代表活動、2年目はイングランドで開催された女子ラグビーワールドカップ2025の代表活動と、日の丸を背負って活動する期間が長かった亜利沙とは、なかなか一緒にプレーする機会がありませんでした。プレー機会こそ少ないですが、身近に亜利沙という刺激的な選手がいることで、亜利沙が頑張っているから私も頑張ろう、と自分を鼓舞することができています。3年目の今年は亜利沙と一緒にプレーできる貴重な期間なので、毎日を楽しみたいです。
先程から「亜利沙」と呼び捨てで呼んでいますが、亜利沙の魅力の1つに良い意味で先輩らしくなく友人のように接してくれる人柄があると思います。小学生の頃「亜利沙でいいよ」と言ってもらってからは、当然のように呼び捨てで呼び合い、実の姉のように面倒を見てもらっています。最近は川へ出かけたり、お互いの誕生日パーティーを開いたりと、ラグビーグラウンドだけではなく、プライベートでもたくさんお世話になっています。私生活では抜けているところもありますが、自分の芯が通っていて拘りが強いです。そんな人間味溢れる性格の亜利沙だからこそ追いかけたいと感じます。ラグビー面はもちろん、人としても尊敬する亜利沙に近づけるよう、努力したいです。
シーズンへ向けて、意気込みを教えてください。
セブンズでは身体を張って、たくさん動いてチームの勝利に貢献します。15人制では昨年の自分のSHを超えられるよう、キックやパスのスキルを磨きます。またアタックでは、たくさんコミュニケーションを取り、攻撃的でアグレッシブなプレーを意識したいです。レベルアップした姿をお見せできるように頑張ります。
最後に、HPをご覧の皆様へ一言お願いします。
平素より立教大学体育会ラグビー部への温かいご支援・ご声援を賜り、誠にありがとうございます。
今年度はスローガン「勝心(ガチンコ)」のもと、「大学選手権出場」という目標を達成すべく、チーム一丸となって日々の練習に取り組んでいます。
また東京山九フェニックスでの活動では、7人制および15人制でのW優勝を目指して、精進してまいります。
これからも立教大学体育会ラグビー部へのご支援・ご声援のほど、よろしくお願いいたします。

