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2026年9月30日(水)

井手一登(3年・HO)

「我が羽ばたきに力あれ」

 

ラグビーを始めたきっかけを教えてください。

 小学3年生の時に地元のラグビースクールに入ったことがきっかけです。当時、父親が体験会のチラシを見つけて、それまでチームスポーツに触れてこなかったこともあり、興味を持ちました。最初は特に高い志があったわけではなく、体験会で自分のプレーを周りの人に褒めてもらえたことが嬉しく、そのまま入ることを決めました。3年目の小学5年生からチームのキャプテンを任されるようになり、そこから本格的にチームのため、自分自身の成長のために努力しないといけないという自覚が芽生え、ラグビーを続けてきました。

 

関東大学春季大会、夏合宿の振り返りと、これから控える試合への意気込みを教えてください。

 関東大学春季大会と夏合宿では、主にBチームとCチームの試合に出場する機会をいただきました。自分の本来のポジションはHOですが、チーム状況もあり、NO.8で出場することが多く、個人的には少し複雑な心境でした。HOとして、もっと挑戦したいという気持ちとA戦に絡んでいきたい思いもあり、試合に出場する中でも、葛藤やもどかしさがありました。一方で、フィールドプレーという観点では、HOとNO.8で大きく役割が変わるわけではないので、どちらのポジションでもチームに良い影響を与えていきたいと思いながらプレーしていました。しかし、自分の中で手応えを感じられるプレーはあまりできませんでした。タックルやコンタクトでのミスが多く、自分の力不足を痛感する場面も多かったため、悔しい期間でした。夏合宿の最後にはHOとして出場させていただくチャンスもありましたが、自分の中でベストだと思えるプレーをすることができず、悔しかったというのが正直な感想です。

 これから控えている関東大学対抗戦、ジュニア選手権大会はチームがターゲットにしてきた試合であり、1つ1つの試合に、より責任を持ってプレーしなければならないと思っています。その中で、自分自身も最大限チャンスを作り、チームに貢献できるように頑張っていきたいと思っています。

 

刺激を受けている同期はいますか。

 涼平(高木涼平・3年)、成田(成田直生・3年)、悠眞(西井悠眞・3年)です。

 涼平は、一番一緒にいることが多い同期です。普段はとても陽気でふざけている瞬間も多く、マイペース過ぎるほどマイペースなので、面白かったり面倒だったり、一緒にいて楽しい存在です。しかし、グラウンドでは人一倍ストイックに取り組んでいる姿がとても印象的です。ウエイトトレーニングでは重量に拘りながら自分の限界に挑戦するだけでなく、自主的にメニューを組んで、時間外にも鍛えている姿をよく目にします。また、ラグビーの試合中も人一倍「勝つこと」に拘ってスクラムやフィールドプレーに誠実に取り組んでいます。自分でやると決めたことを最後までやりきる彼の姿を見ると、自分も頑張らなければいけないと感じ、刺激を受けることが多いです。

 成田もプライベートで仲が良く、授業を一緒に受けたり遊びに行ったりなど、グラウンド外でも普段から一緒にいることが多いです。いつも明るく陽気ですが、昨年、怪我が重なり1年間ほどグラウンドに立てず、計り知れないほどの悔しい思いをしてきたと思います。しかし、仲の良い自分にも悔しさや弱音を見せることなく、自分がやるべきことに集中して取り組んできた姿はとても尊敬しています。復帰してからも、人一倍自主練習に取り組んでおり、その姿勢は自分も学ばなければいけないと思っています。

 悠眞は、入学当初から一緒にHOとしてやってきた、同じポジションの同期です。当初は悠眞がスタートで出場し、自分がリザーブに入るという試合が多く、ライバル視してきました。正直、当時は「目の上のたんこぶ」だと思っていた時期もあり、普段から会話することはさほど多くありませんでした。しかし、悠眞は自分にはないものを沢山持っており、周りを巻き込んでいくような声掛けや、セットプレーで積極的にチャレンジする姿勢など、練習・試合中の姿を見て刺激を受けてきました。また、3年生になってからポジションスキル練習やポジション会などを通じて、グラウンドでもグラウンド外でも仲良くなり、話す時間が増えるようになりました。春シーズンでは自分が8番で悠眞が2番で、一緒に出る試合も多く、そこで知った悠眞の考え方やラグビーに対する向き合い方からも学ぶことが多いです。

 

期待している後輩はいますか。

 大前提として、後輩はみんな期待していますが、特に合宿で同部屋だった光胤(稲田光胤・2年)、哲(山田哲平・1年)、伊藤遼(1年)を挙げたいと思います。

 光胤は同じポジションで、普段から一緒にスクラムを組んだり、スローイングを練習したりしています。ライバルとして意識している部分もありますが、スクラムの強さやコンタクトの強さなど、学ぶことも多くあります。お互いに刺激を受けながら、これからも一緒に切磋琢磨していければと思っています。

 哲は、入学当初からチームを引っ張っており、高いレベルでラグビーをしています。接点での強さはチームでも随一だと思います。これからも確実にチームを支える大黒柱になっていける選手だと思うので、自分も負けじと一緒に頑張っていきたいと思います。

 伊藤遼は、体格に恵まれているだけでなく、その能力を活かしながらも、頭を使ってどのようなプレーをするのがベストなのかを判断できる選手です。そうした部分にとても伸びしろを感じています。スクラムやフィールドプレーで取り組みがさらに貪欲になっていけば、上のチームにも食い込んでいけるポテンシャルがある選手だと思います。

 

尊敬する先輩は誰ですか。

 有山さん(有山輝・4年)と一維さん(青代一維・4年)です。

 有山さんは、自分が初めて富士見総合グラウンドに来た時から気にかけてもらっている先輩です。自分がリハビリに入った時期には、有山さんもリハビリにいることが多く、ウエイトトレーニングに誘ってもらったり、フィットネスでは自分を鼓舞しながら一緒に取り組んでくれたりと、とてもお世話になっています。また、チームの中でも一番パッションのある選手で、自分だけでなく周りの選手も支え、引っ張っていく姿に憧れています。そうした部分は自分も見習い、これから頑張っていきたいと思っています。

 一維さんは、夏合宿でもお世話になった先輩です。普段から誰に対しても優しく、チームで一番周りがよく見えている先輩だと感じています。リハビリにいる期間が長く、その中でも自分のやるべきことをコツコツと続けてきた姿は、客観的に見てとてもかっこいいと感じます。また、スクラムを一緒に組む機会が多く、その中で、人一倍「自分がどうすればいいのか」「相手にどうしてほしいのか」を常に考え、言葉にしながらコミュニケーションを取っている姿が印象的で、考えながらプレーすることの大切さを日々学んでいます。

 

今までの試合で印象に残っている試合を教えてください。

 今までの試合で印象に残っているのは、昨年のジュニア選手権大会の立正大学戦と、昨年の関東大学対抗戦の筑波大学戦です。

 ジュニア選手権大会の立正大学戦は、HOのリザーブとして出場しました。後半、逆転するチャンスのラインアウトで自分の出番が回ってきたため、試合に出る前からとても緊張していました。それまでスローイングには苦手意識が強くありましたが、スローイングを成功させ自分の手でトライを取ることができたことと、チームの勝利に貢献することができてとても嬉しかったです。また、これまで取り組んできた練習が報われ、自分のスローイングに一つ自信を持てるようになった瞬間でもあったため、自分にとって大きな意義がある試合でした。

 関東大学対抗戦の筑波大学戦は、チームのイレギュラーもあり、スターティングメンバーとして出場することになりました。ずっと目標にしてきた対抗戦であり、幼少期から憧れていた秩父宮ラグビー場での試合だったため、出場した瞬間は嬉しさや高揚感もありましたが、それと同時に、緊張やプレッシャーが強くありました。試合の中で、セットプレーやフィールドプレーを通して対抗戦のレベルの高さを痛感しました。フィジカルでも相手に勝つことができず、スローイングやセットプレーの精度でもなかなか相手に及ばず、自分の実力不足を身に染みて感じました。そのため、試合後は出場できたことへの嬉しさよりも、何もできなかったことへの悔しさと、まだまだ努力が足りないという自覚が強く残りました。この試合を通じて、関東大学対抗戦に出場できたことに満足するのではなく、ここからさらに実力をつけ、関東大学対抗戦で相手と対等に渡り合える選手にならなければいけないと思うようになりました。

 

ラグビーをしていて好きな瞬間は何ですか。

 ラグビーをしていて好きな瞬間は、チームがトライを取る瞬間です。どんなに劣勢な状況でも、トライを取ることでチームの雰囲気が明るくなり、勢いがついていくのを肌で感じることができることが魅力だと思います。また、自分がトライを取ると、チームの皆が自分のところに駆け寄ってきてくれることがすごく嬉しいです。もともと人から褒められることが好きな性格ということもあり、みんなに喜んでもらえたり、笑顔で喜びを共有できたりする瞬間が好きです。トライを取った瞬間は、チームの「つながり」を一番感じられる瞬間だと思っています

 

このチームの好きなところを教えてください。

 学年の壁がないところです。先輩が後輩に対して分け隔てなく接してくださり、後輩から先輩にも気軽に話しかけやすい環境があります。そのため、選手同士や学生同士の間で、とても風通しの良い部活になっていると思います。どの選手も周りの人に対して意見を言いやすい環境があるのは、普段から学年関係なく仲が良いからこそできていることだと感じます。学年の壁を感じることなくお互いに意見を言い合える雰囲気が、このチームの大好きなところであり、つないでいかなければならないチームの文化の1つだと思っています。

 

最後に、HPをご覧の皆様へ一言お願いします。

 平素より立教大学体育会ラグビー部へのご支援・ご声援を贈り、誠にありがとうございます。チームは「勝心(ガチンコ)」というスローガンのもと、大学選手権出場という目標を掲げ、春から全力で取り組んできました。その目標を達成できるよう、自分自身も最大限チームに貢献し、これからも精進してまいります。引き続き、立教大学体育会ラグビー部へのご支援・ご声援のほど、よろしくお願いいたします。

Interview​

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