Locker Room

2025年11月20日(木)
【ラストシーズンを迎えて③】
4年生にとって、最後となるシーズンが始まりました。この連載では、残り2回にわたり、ペアごとに4年間で成長したと思うことや、自分にとって相手はどのような存在かを語っていきます。
[仙臺蔵三郎×井上健太]
・仙臺蔵三郎(NO.8)
ケンタと出会ったのは中学2年生の春。初めて同じクラスになり、最初は変なやつだと思っていた。常にイジられキャラだった彼は教室で1、2を争う人気者で、常にクラスで注目されていた。つけられたあだ名は両手両足では数え切れないだろう。そんな彼が高校でラグビー部に入ることを聞き、とても驚いた。お世辞でも強そうな見た目とは言えない身体で優しめな性格。しかし入部後の彼にはいろいろな意味で驚かされた。人懐っこい彼は先輩から気に入られ、ウエイトトレーニングも先輩によくわからないメニューを押し付けられるが嫌な顔せずにやり続けるケンタ。練習後もパスの練習をし続けるケンタ。ラグビーの試合をたくさんみて技を盗むケンタ。思っていたケンタとは違い、上級生になる頃には頼れるケンタになっていた。そして、高校ラグビーを仙臺キャプテンの元で終えたケンタは大学でラグビーをするつもりはなかったはずだった。大学入学後一度''テニスサークル''に寄り道したが馴染めなかったらしい。何事にも全力で努力を惜しまないケンタには合わなかったのだろう。そんなケンタが大学ラグビー部に入部した時はとても嬉しかった。選手ではなく分析として入部したケンタは1年目から頭角を現した。壊したビデオカメラは片手では数えられない。しかし、それ以上に分析の先輩や選手たちに愛されるチームのムードメーカーだった。ケンタがチームに与えた影響は計り知れない。そんなケンタも最上級生になり、とても大変なことも増えたと思う。そんなときでも何事にも全力なケンタは、挫けることなくチームの勝利のために進み続ける。そんなケンタのことをみんな大好きだ。これからもそのキャラを貫き続けてほしい。
・井上健太(分析)
なんだかんだで同期の中で一番長い付き合いの仙臺。昔からあまり喋るのが得意ではなく初めてサシでラーメンを食べに行った時、気まず過ぎて2人して目の前の麺を懸命に啜ることしかできなかったのを覚えています。
ラグビーでは高校時代からハードワーカーでタックルが苦手だった私のプレーを何回もカバーしてくれました。また彼の得意技は「ジャッカル」で当時は"Mr.ジャッカル"としてその名を轟かせていました。
大学に入ってからも背中の数字を7から8に変えてピッチに出続けており、大学から分析スタッフに行った私にとって、高校時代共に汗を流した仙臺とカンタの活躍は自分のことのように嬉しく思っています。
今では怪我で大好きなラグビーをすることができませんが彼の声量とワードセンスでピッチに立つ選手を鼓舞しています。みなさんぜひ注目です!
最後になりますが引退しても仲良く、もしよかったら同期でタッチフットでもやりましょう。
お疲れ様。
