Locker Room


2025年11月28日(金)
【ラストシーズンを迎えて④】
4年生にとって、最後となるシーズンが始まっています。この連載では、残り1回にわたり、ペアごとに互いに4年間で成長したと思うことや、自分にとって相手はどのような存在かを語っていきます。
[佐藤侃太朗×斉藤空来]
・佐藤侃太朗(CTB)
高校時代から、特定のフレーズを部に広めるという趣味を持っていた彼ですが、大学ではその技巧に一層の磨きがかかったように思います。そんな特殊な才を持つ彼との付き合いも、今年で7年目となりました。主務として奔走する彼の背中は、日を追うごとに逞しくなっています。多方面からの要求に板挟みになりながらも、常にチームにとってのベストアンサーを叩き出す彼は、間違いなくチームの心臓と言える存在です。あまり言いたくはないがあ。
選手としても努力を惜しむことなく、SHの後輩たちを従えて、グラウンドを闊歩する彼の姿には涙を禁じ得ません。富士見の芝は私の涙で質量が重くなっているはずです。ただ、世界全体の質量は決して変わりません。
超名門の我らが久我山高校で痛めた傷が疼く時期も過ぎ去り、また一緒にグラウンドに立てること、嬉しく思います。共にプレーできるのも残り僅かとなりましたが、史上最強の主務副将に登りつめることをここに誓いましょう。かつて彼が頂点を目指したクライミングボールのように。
彼がベオグラードへ旅立つその日まで、我々の太くて重い絆がこれからも続くことを祈って。
明朗剛健。
・斉藤空来(SH)
侃太朗とは出会って7年目になります。最初の出会いは高校1年生の4月、坊主頭だった彼のことは野球部だと思っていました。
ラグビー部の同期と知ってからは、一緒にいることが多かったように思います。当時を振り返ると、男子校らしくしょうもなくてくだらないことばかりやっていましたが、心の底から笑っていた日々でした。毎日のようにジャルジャルについて語り合っていたことが懐かしいです。立教のみんなはあまり知らないかもしれませんが、侃太朗はほんとはいじられると喜びます。後輩のみんな、勇気を出してちょっかいをかけてみましょう。
実は私が立教大学ラグビー部に入部したのも、侃太朗がいたからです。当時ラグビー部に入部する気がなかった私に対して、また一緒にラグビーしようと誘ってくれたことは今でも記憶に残っています。これほどまでに充実した4年間を過ごせたのは侃太朗のおかげと言っても過言ではありません。感謝しています。そんな侃太朗とラグビーできる時間もあと少し、最後まで益荒男として頑張ろう。
[川俣あづき×本間夢果]
・川俣あづき(MG)
実は、小学校から16年間同じ学校に通う超幼なじみ。でも、小中高の間で同じクラスになったのはたった一度だけ。仲の良かったグループのタイプも全然違いました。それでも家が近所で、行き帰りは一緒、放課後に三角チョコパイを食べに行ったり、地元のお祭りに毎年行ったり、試験前には近所の図書館で一緒に勉強するくらい仲が良かったです。そして何より、中高バドミントン部でダブルスの強豪ペアを組んでいた仲なんですよね。そんな夢果と、まさか大学でも同じ部活に入るとは思っていませんでした。最初はお互い別の部活に入るつもりだったのに、色々あって、気づけばまた同じ場所にいて、大学4年間家族以上の時間を一緒に過ごしてきました。
夢果を一言で表すなら、ハッピーオーラ満載の太陽みたいな人です。底なしに明るくて、誰とでもすぐ仲良くなれて、いつでも超ポジティブ。金曜日の夜に部活が終わってから朝までアルバイトをして、そのまま昼からまた部活に行けちゃうくらいの体力おばけなのに、いつも怖いくらい元気で、一緒にいると私までパワーをもらえる存在です。ラグビー部でも選手から信頼されているトレーナーで、本当にみんなから愛されています。周りからはよく「性格真逆だよね」と言われるけれど、だからこそ4年間うまくやってこれたんだと思います。
マネージャーとトレーナーという違う立場だったからこそ言える悩みがあって、どんなに気分が落ちて部活に行く足が重い日でも、行き帰りの車で夢果と話すと、不思議と心が軽くなって、悩みなんかどうでもよくなって、気づけば笑えていました。正直、この4年間は本当にしんどかったし、お互い同学年の役職が1人で大変なことも多かったけれど、夢果がいてくれたからこそ乗り越えられました。たくさん助けてもらって、感謝の気持ちでいっぱいです。笑顔で引退して、卒業旅行一緒に行こうね。
・本間夢果(TR)
あづきとは、今年で17年目の付き合いになります。小学校受験の塾で初めて出会い、そのまま同じ小学校に入学し、5年生の時にバドミントンクラブで一気に距離が縮まりました。そして中高では6年間ずっとペアを組んでコートに立っていました。また、家が近かったこともあり、自転車でお互いの家を行き来するなど、今振り返ってもあれほど全てにおいて距離の近い友達はなかなかいないと思います。
そして大学でラグビー部に入るきっかけをくれたのも、あづきでした。最初はただの付き添いのつもりで行った新歓で、話を聞いているうちに気づけば自分まで興味が湧いていて、気づけば4年間この部活で過ごしていました。あの時の偶然のような必然のような出来事がなければ、全く違う大学生活を送っていたのだろうと思います。この4年間、部活の行き来を一緒にし、車の中では絶えず色々な話をしたり、部活帰りに寄り道して帰ったりと、その何気ない時間がすごく好きでした。ちなみに同期の良さについて語り合っていた回数は相当多く、本当に他愛もないことから真面目なことまでよく話していたと思います。
思いやりがあって優しく、ふわっとした空気の中にしっかりと芯があり、自然と支えてくれるあづきの存在に沢山助けられてきました。引退まで残りわずかですが、これまでのようにお互いを支え合いながら最後まで頑張りたいと思います。今後とも変わらずよろしくね。
