Locker Room


2026年11月5日(木)
【ラストシーズンを迎えて②】
4年生にとって、最後となるシーズンが始まりました。この連載では、残り2回にわたり、ペアごとに4年間で成長したと思うことや、自分にとって相手はどのような存在なのかを語っていきます。
[大倉永登×有山輝×青代一維]
・大倉永登(PR)
有山
有山との初対面は3月に初めて行った練習でした。貫禄があり、また馴染み具合からも「さすがに先輩だろう」と思っていました。浪人をして入ったと聞き、今まで体育会系で過ごしてきた私は「年上=敬語」でやってきていたので、その日、車で送ってもらった時も敬語を使っていました。意外と仲良くなるのは早く、毎週末貫人(有賀貫人・4年)の家に集まってはご飯を食べてそのまま泊まり、池袋キャンパスに一緒に行くこともよくありました。入部直前まで、「こんなにもレベルの高い環境に身を置くことは無理だ。部活動を辞めて周りの友達と遊んでいたい」と思っていた私ですが、「お前が辞めたら俺も辞めるし、俺が辞めたらお前も辞めろ」と言われて、そんなイケメンな言葉に騙されてここまで辛い時期も二人三脚でやってくることができました。先日、今でもこの約束は続いてるのかと聞くと「当たり前」と返ってきたので、2人で最後まで駆け抜けたいと思っています。引退しても一番の相談相手として、ずっと笑わせてほしいです。
一維
一維は、入部当初から身体が出来上がっていました。とにかくフィジカルが強く、前ヘッドコーチからはボディビルダーへの道を勧められるほどでした。しかし、怪我に泣かされ、思うようにラグビーをできていなかったのも事実だと思います。もしかしたらここまで一緒にラグビーを続けてこられたことだけでも奇跡なんじゃないかな、と本気で思っています。一維が乗り越えてきた壁の大きさを近くで見てきたからこそ、彼の人前では見せない努力は並大抵のものではなかったと思うし、本当に人柄が素晴らしく、持ち前のユーモア、素直さでどんな時も、先輩・後輩、そして同期にも良い影響を与えてくれました。本当にありがとう。一維からしか得られない栄養がある気がします。俺らが最後にやらなきゃいけないことは、一緒に試合に出て、Lチキ(一維が高校時代に考えたループプレー)を実行して笑って引退して、美味しいラーメン食べに行こうね!
・有山輝(PR)
大倉永登
おおくだ(2人の間での愛称)との関係性はここで書ききれるようなものではないが、簡単に紹介したいと思う。入部当初、慣れない環境できつい練習をしてしんどくなっている中で、彼とは運命共同体となった。それからは練習中はもちろんのことだが、キャンパスにいる時も、もちろんプライベートでも一緒に過ごした時間の長さは計り知れない。特に、2年生の夏合宿終わりに彼の実家に旅行に行ったことは、一生の思い出である。そんな彼とも残り数日しか部活で時間を共にすることができない。素直に悲しい。残された時間は僅かしかないが共にグラウンドに立って戦い、感動を共有したい。他にも語りたいことは山ほどあるが、日々の言動でそれを彼に伝えたいと思う。なお、お前との約束は部活動最後の日まで有効であるためそれだけは心に留めておいてほしい。
青代一維
あおぴろ(2人の間での愛称)との初めての出会いは衝撃的であった。同じ浪人生でありながらとても逞しい体格、浪人期の勉強時間はごく僅かであり、空き時間にレスリングやピアノを嗜むという多才な人物であった。しかし、彼と交流を深めていくうちにますます彼の魅力に惹かれていった。私の家に泊まりにきた時には寝るまでスマホでピアノを弾いてくれて、子守唄のような彼の演奏で安眠ができた思い出がある。そんな彼は今までリハビリテーション期間が長く、怪我や病気など様々な苦難を経験してきたと思うが、それでも諦めずに前を向いて進み、毎日やることをコツコツと積み上げていく姿に自分は何度も助けられた。最近彼は大きな怪我もなく、一緒にグラウンドに立って練習できていることが本当に嬉しい。残り僅かな期間であるが、共にグラウンドに立ち続けて頑張っていきたい。
・青代一維(PR)
大倉
彼は、辛い時にお互いに励まし合い、支え合ってきた存在です。彼との思い出で印象に残っていることは、私の家に泊まりにきた際、いぶりがっこクリームチーズを美味しいと言いながらたくさん食べていたことです。私にはその美味しさがまだ分からないので、中々渋いものを好むのだなと思った記憶があります。
彼は常に前を見ています。ラグビーにおいて、自分に足りないことを見つけてそれに取り組み、将来は自分で会社を経営したいという野望を持ち、引退したらやりたいことを語ってくれて、弱音を漏らすと「頑張ろうや」と手を引っ張ってくれます。彼の前向きな行動はいつも私の支えになっています。本当に頼れる存在です。私が彼のことをどれだけ支えられているかは正直分かりませんが、最後まで支え合い、励まし合いながら走り切りたいと思っています。いつもありがとう、大倉。
有山
彼は、公立高校のラグビー部、浪人という同じ境遇だったこともあり、とても馴染み深い存在でした。彼との思い出で、印象に残っていることといえば、大学1年生の頃、お互いが得意である太鼓の達人を難易度「鬼」で叩き合ったことです。あの時間が心の距離をグッと近づけてくれたことを鮮明に覚えています。
「元気印」という言葉がよく似合う彼は、そこにいるだけで雰囲気を明るくし、良い流れを作ることができます。ここだけの話、個人的に落ち込んだ時に、無意識に彼の姿を探し、活力をもらおうとしていることも多いです。ここまで人にポジティブな影響を与えられる人はそういません。輝という名前は、彼自身だけでなく、その周りをも輝かせる包括的な意味があるのだろうと常々思わされます。そんな彼と過ごせるこの生活も残り僅かとなりましたが、何も変わることなく、最後まで過ごせたら幸いです。いつもありがとう、有山。
[織田麻実×駒井美瑠×西亜利沙]
・織田麻実(TR)
2人との出会いは高校3年生に遡ります。
本当にこれは縁でラグビー界は狭いなあと実感しました。
亜利沙
初めて会った日のことは、今でも鮮明に覚えています。
亜利沙とは大学受験のグループディスカッションで同じグループになりました。当時は、まさか入学後にこんなにも仲良くなるとは思ってもいませんでした。そんな彼女が、当日大きなキャリーケースを片手に現れ、私が不思議に思って理由を尋ねると、返ってきたのは「今から遠征でドバイ行ってくるわ!」という一言。そのまま颯爽と旅立っていく姿が、あまりにも印象的でした。
亜利沙とは、一時期本気でシェアハウスを考えました。遠征でほとんどいない亜利沙と、実家通いで片道2時間弱かかる私で値段交渉までしましたが没になりました。
亜利沙の家でたこ焼きパーティーもしました。夜中に押しかけて鬼滅の刃の特典を届けたこともあります。
そんな世界を股にかける大阪LOVER亜利沙ですが、コミュニケーション力おばけで友達がたくさんいます。彼女は話し上手なのはもちろんのこと、聞き上手でもあります。ついつい何でも話してしまうような安心感のある子です。自分のことより周りのことを優先してしまうほど優しいです。
彼女はラグビーになると途端にカッコよくなります。
パリ五輪メンバーに選ばれたと聞いた時、亜利沙の努力を傍で応援していたからこそ、その努力が報われて心の底から嬉しくて、涙を流したのも良い思い出です。(笑)
悔しい時でも妥協せず、ひたすらに努力し続ける彼女の姿を見て日々刺激をもらっています。ありがとう。
美瑠
第一印象は、吉祥寺校の駒井美瑠ちゃん。
まだお互い高校生でしたが、塾が同じで受験期は毎週Zoomで顔を合わせる仲でした。それから大学で運命の再会を果たし、今に至ります。
仲良くなるとお喋りなのに初対面の人には人見知りをする美瑠なので、初めて新座キャンパスから一緒に帰宅した時の気まずさは今でも忘れられません。ずっと私が質問していました。ですが、本当に美瑠とは育った環境や食の好みなどが同じで、生き別れの家族か何かだと思います。ジャージはいつも兄のお下がりだったり、よく買う調味料が同じだったり、小さい頃アンダーアーマー菅平サニアパークの芝生の崖で遊んでいたことだったり、、こんなにも共通点がある友達は今までいませんでした。
ちなみにですが、美瑠をラグビー部に入部させたのはほぼ私です。入部する気がなかった彼女を誘って本当に良かったと思いますし、誘っていなければこんなにも楽しい4年間は過ごせなかったと思います。一緒に入部してくれてありがとうね。私が3年生になり、一人暮らしを始めてからは本当に家族よりも一緒にいたような気がします。
美瑠は本当に、ほんの些細な変化にも気が付ける人です。私の多少の変化にも気が付いてくれて、どんな時でも私の相談に乗ってくれます。私だけではなく、部員の変化にもよく気が付きますし、トレーナーとして尊敬している所でもあります。そして最もあだ名が多い愛されキャラでもあります。(笑)ポコの特許は私です。
2人と最近は将来のあれこれをよく話しています。私の夢はいつか亜利沙の試合を美瑠と2人で応援しに行くことです。これからも末永く永遠によろしくね、まずはラストシーズン駆け抜けましょう!
・駒井美瑠(TR)
この2人なしでは、私の大学生活は語れません。
学部でも、部活動でも、プライベートでも、誰よりも長い時間を一緒に過ごした2人です。
第一に、2人がいなかったら私はラグビー部に入っていません。他にもいくつかきっかけはありましたが、出会ったばかりのあさみが「私はラグビー部に入るつもり!」と言わなかったら、久しぶりに再会したありさが「良いやんみるも入ろうや」と言ってくれなかったら、私は今この文章を書いていないと思います。
あさみ
初めてあさみに出会ったのはZoom越し。「織田さんはどう思いますか。」と言っていた頃が懐かしいです。入学後初めての集まりの後、新座駅まで2人で歩いたのを今でも覚えています。話すことがなさすぎて、唯一共通の話題だったラグビーネタを絞り出していました。今では永遠と話しているのにね。強気に見られがちなあさみですが、実は一番周りに気を配っていて優しい人です。人の変化にすごく敏感で、多分本人が気付くよりも前に気が付きます。同じトレーナーという立場で、すれ違いが起きてもおかしくないのに、この4年間ずっと仲良くやってくることができたのは、そんな優しいあさみのおかげだと思います。部活動での喜怒哀楽を全て共有してきたあさみ。しんどくなっても、一緒に頑張ってくれるあさみがいたからここまでやってくることができました。本当にありがとう。学部でもほぼ全部同じ授業を取っていて、顔を合わせない日はありませんでした。2日会わないだけで久しぶりに感じるあさみと、別の所に行くのはなんだか変な感じです。ですが、おそらく定期的に会うことになるでしょう。美味しいご飯屋さん共有し合おうね。
ラストスパートも「あさみるむ(織田麻実・駒井美瑠・杉森歩夢)」で力を合わせて頑張ります。最後までよろしくね。
ありさ
ありさとの出会いは中学生の時。強いことはもちろんですが、陽気なキャラクターできらきらしていて眩しいなと思っていました。そんなありさと再会した時は驚きました。「みるやんな!久しぶり!」覚えていてくれて嬉しかったです。陽気なキャラクターできらきらしていたありさの今の印象は、繊細、努力家、人の良いところを見つけられる面白い人です。ありさはふと、あまり他の人に気が付かれたことがない部分を褒めてくれます。自分に厳しく、努力を惜しまないありさには、感化されっぱなしです。ありさが頑張っているのを知っているからこそ、かける言葉に悩むこともあります。自分の言葉が軽く聞こえちゃうんじゃないかと、ChatGPTに相談もしています笑(ここだけの話です。)どんなにしんどくても、みんなの前で笑顔でいられるありさは強いです。そんなありさの弱音を吐ける相手でいたいです。
一緒にご飯を食べたり、温泉に通ったり、カラオケに行ったり、夜の大学でアイスを食べたり、、一人暮らしで寂しい思いをしなかったのは、ありさのおかげです。有り得ないくらい短いズボンで志木を徘徊するありさに会えなくなるのは寂しいです。これから会う時は私服だね。あと数か月、最後まで一緒に志木ライフを全力疾走したいです。
こんな大好きな2人と出会えて幸せです。いつもありがとう!
ありさの晴れ舞台を、あさみと、同期のみんなで横断幕を持って応援しに行くことが夢です。
・西亜利沙(SO/WTB)
この4年間を振り返った時、2人がいなかったら、私の大学生活はここまで楽しくなかったし、ここまで部活動に情熱を持って向き合えていなかったと思います。2人が選手のために何ができるのかを常に考え、トレーナーとしてラグビー部に向き合う姿を、4年間近くでずっと見てきて「これだけの時間を使って選手のために動いてくれている人たちがいるなら、私は結果を出そう。」と思うようになりました。今まで不自由なくトレーニングできたのは当たり前じゃなくて、その環境を作ってくれていた2人の存在があることを改めて感じました。
私の大学4年間が、こんなにも濃く、楽しいものになったのは、間違いなく2人が傍にいてくれたからです。「支えてもらった」という言葉だけでは表せないくらい、私の大学生活とラグビーに大きな存在の2人に、本当に感謝しています。
あさみ
大学受験のグループが同じで、あの日スーツケースを持って受験会場に向かうという、変な私に声をかけてきたのがあさみでした。そこから無事に2人とも入学して、ラグビー部に入って。いつの間にかカラオケに行ったり、たこ焼きパーティーをしたり、お泊まりしたり、富士見グラウンド以外でもたくさんの時間を一緒に過ごすようになって、そんな日々が今でもつい昨日のことのように思います。
とにかくまっすぐで、自分の意思をしっかり持っている人。でも、実はおちゃめで、人間らしさもあって、私はそんなあさみの人柄に惹かれました。何気なくかけてくれた言葉に、何度も勇気づけられました。きっと、あさみは自分が思っている以上に、周りの人に大きな影響を与えていると思います。飾った言葉ではなく、本心から出てくる言葉だからこそ、私の心にもまっすぐ届いていたんだと思います。そして、本当に頼りになる人です。周りのことをよく見ていて、だからこそ、たくさんの人から信頼されているんだと思います。
大学生活最初に出会ったあさみと、こうして4年間を一緒に過ごせて、本当に最高に楽しかった!あと少し、最後まで一緒に頑張ろうね!
みる
痒い所に手が届く人ってこの人のこと。自分のことのように喜んでくれて、悔しがってくれて、それでいて私がどうしようもない時は、何も言わずにご飯を作って待っていてくれる。人に手を差し伸べるだけじゃなくて、その人に寄り添える人はなかなかいないと思います。何度も助けられ、何度も前を向けたのは、みるがいたからです。きっと、人の感情に気が付きやすくて、周りのことをたくさん考えられるからこそ、傷つくこともあったと思います。それでも毎日部活動に向かって、選手のために動き続ける姿は、「戦士」そのものでした。強さを持っている人は、その分だけ優しさを持っている人だと思います。強く、優しく、どんな時も周りを明るくしてくれる存在。なぜか、みるの周りには笑いが絶えない。そんな人柄があってこそ、この部活動の温かさやポジティブな雰囲気を作っていたんだと思います。
トレーナーとして選手を支えてくれたことはもちろん、それ以上に、私の大学生活にみるがいてくれたことが本当に嬉しかったです。
あと少し、変わらず全力で頑張ろうね!
