Result
<ジュニア選手権大会>
2024.10.20 Sun. 12:00K.O.
立教大学
49
7 - 10
42 - 12
22
立正大学

試合レポート
10月20日(日)
<ジュニア選手権大会>立正大学戦
先日の青山学院大学戦での、劇的な勝利から二週間。二連勝中の立教大学は、ジュニア選手権大会昇格に向け立正大学との一戦に挑む。
前半は立教のキックオフで試合が始まった。開始早々、立正ボールハーフライン付近スクラムで押されてしまいゴールライン際まで攻め込まれるも、WTB有賀貫人(2年・幕張総合)の低く相手に刺さるタックルでピンチを脱出する。9分、敵陣22mマイボールラインアウトからSH斉藤空来(3年・國學院久我山)が速いテンポで右側に展開していく。SH斉藤→SO安食龍之介(4年・城西大川越)からパスを受けたFL三邊晃太郎(4年・静岡聖光学院)が相手を交わしゴール前までビッグゲイン。そこからPR石原捷聖(2年・東海大大阪仰星)がラックからボールを持ち出してトライ。FB福井柊哉(1年・桐蔭学園)のキックも難なく決まり、7-0と先制点を獲得した。しかし、直後に立正のカウンターアタックを受け、苦しい時間帯が続く。そして14分、自陣10m付近左マイボールスクラムでのペナルティから、自陣ゴール前相手ボールラインアウトの権利を与えてしまう。ゴール前で粘り強いディフェンスを見せるも、トライを献上し7-5とする。24分、FB福井の正確なタッチキックで、陣地を回復していくも、立教のペナルティから相手にチャンスを与えてしまい追加点を与えてしまう。7-10と逆転される。このままでは終われない立教は、33分、ハーフライン付近相手ボールラインアウトから相手のハイパントキックをFL三邊がキャッチ。BKにボールを展開していき、WTB有賀が強いフィジカルを活かしたキャリーで敵陣へと攻め入るもミスが続き自陣でのプレー時間が続く。その後もLO中山英琥(1年・東福岡)がジャッカルを成功させるも、得点を重ねることができず得点7-10で前半が終了した。
「後半開始の最初にトライを取ろう。」とFL三邊ゲームキャプテンの声掛けのもと、再び円陣を組み直し立正大学のキックオフで後半が始まった。
ハーフタイムでの言葉通り、先にスコアを動かしたのは立教だ。後半2分、自陣10m付近相手ボールラインアウトから、FL森本爽太(1年・茗溪学園)が相手の乱れたパスに素早く反応し、インターセプト。FL森本→CTB靍田敢大(1年・立教新座)からパスを受けたLO中山が大きくゲインすると、HO進藤大(3年・秋田)→FL森本→SH斉藤とオフロードパスで繋ぎ一気にゴール前まで前進する。FWが丁寧にフェーズを重ねていき、相手のペナルティを誘発する。PR石原がクイックスタートで相手のディフェンスの隙を突き、そのままゴールラインに飛び込んだ。14-10と逆転する。しかし、その後立正のカウンターアタックを受けてしまい、空いたスペースにキックパスでボールを繋がれ、得点を許し14-15とする。流れを変えるべく13分、WTB渋谷豪(1年・立教新座)が相手キッカーにプレッシャーをかけ、ミスキックを誘いハーフラインマイボール左ラインアウトの権利を得る。16分、SH斉藤が右側に展開していくと、SO安食→LO中山からパスを受けたWTB有賀がハンドオフで相手ディフェンスを押し返し20mゲインし、ゴールラインに走り込んだ。21-15と再びリードする。激しい攻防戦が続く中、ブースター達がさらに立教に勢いをもたらす。19分、ハーフライン付近相手ボールラインアウトで、HO進藤が相手のミスボールに素早く反応し、マイボールとなる。SH斉藤→SO安食→CTB靍田とパスを繋ぐと、WTB渋谷が快速を活かし敵陣22mまで大きくゲイン。SH斉藤→SO安食からパスを受けたFL三邊がトライ。さらに得点を重ね、28-15とする。続く25分、相手のノックオンからハーフラインマイボールスクラムからSH斉藤→FB福井→CTB靍田と右外に展開していく。そして、PR坂本裕樹(2年・立教新座)の力強いキャリーで前進するとCTB天羽究平(2年・桐蔭学園)が相手を惑わすステップでゴール前まで攻め入る。最後はラックからLO中山がボールを持ち出しトライ。35-15と点差を引き離す。その後も1トライを許すも、立教の勢いは止まらず 一人一人のプレーが光る。33分、FL中山が本日3度目のジャッカルを成功させると、敵陣ゴール前マイボールラインアウトからモールを形成し、NO.8前田純也(1年・東海大大阪仰星)がゴールラインに飛び込んだ。FB福井のコンバージョンゴールも全て決まり、49-22とする。そして、試合終了のホイッスルが鳴った。
得点差をつけ、勝利を飾ったものの前半は立教のミスにより自陣での苦しい時間帯が続いた。しかし、後半からは隙を与えず、練習の成果を出し切ることができた。来週からは秋シーズンも後半戦に入る。全部員一体となり、一戦一戦勝利を掴みにいきたい。
文章:立教大学体育会ラグビー部





